日本中がソワソワする日にソワソワしない。本当にそれでも、フリーランスでいいの?
今日は、バレンタインデー。
Twitterである方が「バレンタインデーになるとソワソワしていたのが懐かしい」というツイートをしているのをみて
あ、そっかぁ。今日は日本中の人がソワソワする日だなぁ
と思い出した。
学生時代に比べると、誰からチョコをもらえるか、誰にチョコを渡すか、みたいなドキドキワクワクソワソワ感は減っていくけど、やっぱり大人になってもバレンタインデーの日は会社の女の子がみんなにちっちゃいちっちゃいチョコ配ったりしてなかなかワイワイソワソワするもんですよね。
フリーランスは自宅オフィスや貸しオフィスなんかで1人で仕事をしていることが多いので、こういうイベントの日に集団だからこそ楽しめるワクワク感ソワソワ感とは基本無縁です。クリスマスよりも、バレンタインデーの方が顕著かもしれないですね。
世間が数日前からチョコの話題で溢れかえっても、ソワソワしても、フリーランスには基本無縁です。ただひたすら、昨日と同じようにパソコンの前に座ってただ仕事をするのみ。基本無縁です。朝のニュースで「今日はバレンタインデーですね」というのをみいても、夕方のニュースで「今日はバレンタインデーでしたね」というのをみても、基本何にも関係ないです。
チョコをあげる人がいる人はチョコを買ったり作ったりしますので厳密にいば無縁ではないかもしれないですが、学校や会社という集団のなかでバレンタインデーの日に感じるあのソワソワ感は、フリーランスには無縁です。レンタルオフィスで誰かしらと顔を合わせていても、自分が所属しているコミュニティの中で生まれる仲間うちの空気は味わえません。
他にも、会社の忘年会とかイベントとか、すっごいどうでもいいような内容を誰に相談できるとか、「今日暑いね」というどうでもいいようなことを誰かに発することができるとか、そういうのとも無縁なのがフリーランスです。
フリーランスになりたい、フリーランスに憧れるという声をよく聞きます。男性なら会社に縛られたくないとか、女性なら人間関係がしんどいからとか好きなことをやって生きていきたいとかそういう理由が多いようですね。
フリーランスになるのは全然簡単だし、やり方次第でそれなりに食べていけると思います。「旅するように暮らす」みたいなのはちょっと難しいかもしれませんが、時給900円で近所の会社やお店にパートに出るよりはフリーランスで仕事をする方が時間も自由だし融通が効くので、最近よく見る「子育てしながらフリーランスになろう」みたいな広告も間違いではないと言えるかもしれません。(フリーランス仲間は、そういう広告は詐欺に近いと言っていますが)
収入や時間の使い方みたいなのは、フリーランスは非常に良いです。しかし、集団のなかで得られる空気感や居心地、楽さ、仲間意識みたいなのは全て失います。
「これって、”〜するには” か “〜するからには” ってどっちがいいと思う?」
「病院は、“入社”ではなく”入職”だよね。医者も同じかな?」
っていう、すんげーしょーもないけど解決しないと進めないってことを隣の席の人にふわっと聞くこともできないのがフリーランスです。わざわざ人にLINEで聞くレベルの内容でもないし、なんとなく誰かが拾ってくれないかなと期待してツイートしてリプライを待つくらいしかないんです。
どういう仕事かにもよりますが、ライターやってて、フリーランスは辛いなと思うことが多い。バレンタインデーにソワソワすることもないのはやっぱりちょっと辛い。
これからフリーランスを目指したい方、これがフリーランスです。フリーランスになるということは、こういうことです。それでも、いいの?
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