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Kindle出版KDPペーパーバック 独自のISBNで自分の本に書籍JANコードを付ける方法

AmazonのKindleでは、電子書籍だけでなく紙の本が出版できます。個人で手軽に紙の本を出版できる方法ナンバーワンではないでしょうか。
この「Kindleペーパーバック」は、1部から自分用に印刷が可能で、文学フリマなどの同人誌即売会にもってこいのスーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルボンバーなのです。

駄菓子菓子。
Kindle出版(KDP = キンドル・ダイレクト・パブリッシングの利用)でAmazonが発行する無料のISBNコードを取得すると、専用バーコードがステレンキョーな印刷をされてしまい、デザイン面で悪影響を及ぼすことがあるのですッ!

KDP専用ISBNのバーコードは、
所定の位置から何mmもズレたところに印刷してくるという極悪非道っぷりだ!
(攻めたデザインで作ってはいけない)

そこで、今回はちゃんとした本と同じバーコードでKindle出版する方法をご紹介いたします。

2段バーコードが輝く書籍JANコードつき裏表紙

KindleペーパーバックにもISBNコードと日本図書コード/書籍JANコードが付けられます

ISBN&JANコードつきでKindle出版をするにはいくつか方法があります。

  1. 出版社にコードの取得手続きを代行してもらい、KDP利用【一番おすすめ】

  2. 自分でコードを取得してKDP利用

  3. POD出版社経由で販売

私は「1.出版社にコードの取得手続きを代行してもらい、KDP利用」にしています。

「2.自分でコードを取得してKDP利用」は価格がアップするのと、手続きや登録もに関する知識が必要となるため、「ひとり出版社」のような心意気がある方におすすめです。

「3.POD出版社経由で販売」を利用されているお客さま*もいますが、KDPに慣れている方はKDPがおすすめです。
(* こまらせの本業はデザイナーで、個人出版のデザインデータ作成もやっています)

具体的なやり方―手続きと注意点―

出版社に「2段バーコード」取得手続きを代行してもらおう

私が利用しているのは、ブックパレットさんです。
書籍デザインを担当させていただいたみなさまにもブックパレットさんのISBN&JANコードサービス(https://bookplt.com/isbn)が人気!
「文彩堂出版」というかわいいお名前の社名が入ります。

ブックパレットさんへの依頼手順

  1. まず、本の原稿や表紙のデータを完成させます

  2. 「お申し込みフォーム」に必要情報を記載して送ります
    (価格を間違えないようにご注意!)

  3. ブックパレットさんからのメールに従って、データを提出

  4. データに問題がなければ、ブックパレットさんから銀行振込の依頼が来るので入金

  5. ISBN&JANコードの入ったデータが納品されます

注意点:表紙の作成が難しい

キンドル出版の「電子書籍」の表紙は比較的作成が容易で、パソコンに慣れている人なら自作できるかと思います。

しかし「ペーパーバック(紙の本)」の表紙は、デザインソフトが使えないとちょっと厳しめです。印刷用に正確なサイズ合わせと印刷データ特有の制作の知識が必要になってくるからです。
とはいっても、同人誌の印刷所入稿に慣れている方ならクリアできるレベル。
もし「自分ではできないな」と思ったらデザイナーに依頼することをおすすめします。

私もココナラで表紙制作サービスを承っています。
(混み合っている時期は受付中止になり、すみません……)

KDPの出版手続きでは「独自のISBNを追加」する

すでにKDPを利用されている方にはおなじみの、出版申請ページ。
KDP無償ISBNを選ぶと、あのヘンテコバーコードがついてしまいます。

ISBN&JANコードを使うには、

ペーパーバックのコンテンツ > ISBN のところで
「独自のISBNを追加」を選択

してください。

ISBNコードと出版社を入れる欄が登場するので、ここにインプットします。

できあがったペーパーバック。
amazonのルールは時々変更になるので、発行前に記載のお作法を確認してください。
最終ページにはいつものAmazon注記が入ってきます

ISBN&JANコードで出版するメリット

一番のメリットは、デザイン面。
書籍が洗練された印象になるということですッッ!

その他にも、

  • 正式な出版物として認められる

  • 国立国会図書館にちゃんと納本していればISBNコードで検索できるようになる

  • 上記を済ませておくと、図書館に納入する場合に役立ってくれる

  • もしお店においてもらって書籍販売をするようなら、POSピッピで使える

  • バーコードバトラーなら自分専用バーコードがうれしい

等々、いいことがたくさんあります。

実際に、ISBN&JANコードが付いた書籍は、格段にプロフェッショナルな印象を与えてくれますね。
KDPを知っている人からも、「書店で売ってる本と同じバーコードでいいな〜!」とよく言われます。

この素敵な2段バーコードは、200万〜300万円払って自費出版しないとつけられないと思って諦めている方もまだまだ多いですよね……。
私が茅ヶ崎でやっているキンドル出版講座でも、「カンタンに入れられるなら、ISBN&JANコードつきでやりたい!」と言ってくれる方が毎回いらっしゃいます。

ブックパレットさんなら1タイトル5,280円 (税込)ですから、本のクオリティを高めたい方は、ここぞというときにご利用ください!

ISBN&JANコードをつけた私の本

KDPのペーパーバックは、個人出版の手軽さと柔軟性を兼ね備えたびっくりどっきりプラットフォームです。ぜひみなさんも本作りを楽しんでくださいね!
私も次の本に向かって、鋭意執筆中です。

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