身体のために週3回は食べたいバランスの良い「おばんざい屋さんのランチ」
東京メトロ日比谷線、都営地下鉄浅草線の人形町駅から徒歩2分にある「おばんざい 三貴(みき)」様は、お昼のランチや持ち帰りのお弁当、夜は本格ウイスキーを楽しめるお店です。
おばんざい屋ならではの選べる小鉢3品が付いたランチは、銀だら西京味噌漬けが人気だとか。おかみさんが集めているという素敵な器や、お隣の「おにぎり屋 シチロカ」様とのエピソードについてもお伺いしました。
―入り口にある棚に描かれた鯉がすごいですね。すごく素敵だなと思いましたが、お店の看板にもありますよね。
これは帯留めのモチーフなんですが、魚だしちょうどいいと思って、それをもとに看板にして頂きました。
―食材の買い出しはどこでされているんですか。
豊洲から持ってきてもらっています。私が前に勤めていたところで干物をやってたいたんですが、そこで取引のあった魚屋さんから。築地と豊洲で2店舗、お店を持っている魚屋さんなんですが、たまに顔を出しますけれども、なかなか買いに行けないので。
―弊社のお米を使って頂いている理由、きっかけをお教えください。
知り合いだった両国の鶏はなさんっていうお店の社長さんが、ここを立ち上げる時に内装屋さんとか設備メーカーを全部紹介してくださいました。
ご飯をどうしようってなった時に「うちのお米美味しいよ」って、そのお店で使っていたのがあきたこまちなんです。それで、鶏はなさんにランチを食べに行ったら、あの時は親子丼だったんですが、すごく美味しくてね。
それじゃあ、もうあきたこまちを使わせてもらいましょうって、紹介して頂きました。お米はほんと、あそこで食べたのが美味しかったから。
―お客様に他のお客様を紹介頂くこともあり、本当にありがたいです。
うちの隣にシチロカさんって、朝から行列のできる有名なおにぎり屋さんがありますが、美味しいのでご飯がない時とか私も良く買っています。
そこも同じあきたこまち協会さんのお米を使っていますよね。なんでわかったかというと、宅急便が間違えてうちに来たんですが、いつも頼んでいるお米と同じ箱だったんで気づかずに荷物を開けちゃったんですよ。
シチロカさん(インタビュー記事はこちら)は無洗米で、うちは研ぐ米だから違うんですが、箱を開けてもいつも入っているチラシが一緒だから全然気付かなかった。でもよく見たらお隣のシチロカさんだって。あら、じゃあ同じところのお米だから美味しいわけだわって。
―シチロカ様にもすごくお世話になっております。立ち上がりの時からずっと、10年ぐらい使って頂いていると思います。
―器が素晴らしいですが、季節感があっていいですね。
好きなものを使っているだけです。自分の好きなものということで、趣味で集めています。どうせ食べるなら、美味しいものがより美味しく感じられるように。器でまた変わるでしょ。
惣菜だってね、お店で買ってきちゃっていいと思うんですよ。それで器に盛り替えればいいの。それだけで全然違うから。
今だと丁度夏なので簾を敷いたり、器もガラスのものにしたり、浜千鳥の器を使ったり、夏バージョンにしています。
お正月とか外国の方が来た時に出してあげたりする器は、家から持ってきたもう30年も前に買ったようなもの。商売を始める前から好きだったので、ずっと集めていました。
―これはどうやって使うものですか。
ここに水を張って盃を洗ってご返杯する「盃洗(はいせん)」に使う器です。以前は、ここにザルを置いて、コロッケとかおばんざいを並べるのに使っていました。
今の若い人は、盃洗なんか知りませんね。特にコロナになってから、盃を洗ってご返杯なんかしませんよね。だってお酌もしちゃいけないでしょ、今の人たちって。
二次会でも使ってもらえるようにウイスキーの種類も増やしました。酒屋さんにお願いしているんですが、饗は12年とかジャパニーズハーモニー、竹鶴、余市の10年とか手に入りにくい銘柄です。
あとは、日本のクラフトジンとか、ご当地もののウイスキーを集めています。
=インタビュアー実食!=
今回はランチのおすすめとして、「鯖の塩焼き」をいただきました。
鯖の塩焼きはとてもふっくらジューシーで、ご飯との相性も抜群!選べる小鉢3品は、マカロニサラダ、糸こんにゃくの明太和え、小松菜煮浸し。マカロニは、持ち帰りで購入するお客様がいらっしゃった程の人気商品です。あおさの味噌汁はだしもきいておりとても美味しく、サラダも付いたヘルシーで身体に嬉しく、華やかな器で目でも楽しめる定食でした。
宮地
店舗情報
おばんざい三貴(みき)
#プロの料理人が選ぶ理由
インタビューを通じ、大潟村あきたこまち生産者協会のお米やパスタを選んだ理由、おすすめの調理法などを紹介します。
米どころ秋田で育ったあきたこまちはこちら▽