旅行記 タイ編 Vol.6(2024年 築100年プールサイドの伝統家屋で至福の美食時間を過ごす。特にマッサマンカレーが絶品!!)
暑い中、バンコク市内を歩き回って、やっと涼しい電車に乗ったと思ったら、夫がおもむろに<Sala Daeng 駅>で降りると言った。
さっき「お昼食べよう」って言ってたけれど、こんなところ歩かせて一体どんな店に行くつもりなのだろうか?
昼間のタニヤ通り。タニヤ通りといえば、バンコク版「歌舞伎町」とも言われる歓楽街だ。そして日本人街とも言われるだけあって、確かに看板は日本語だらけ。
意外だと思ったのは、清掃の人がいて、道路をきれいにお掃除していたこと。(舗装工事もしていて道路も綺麗にしていた)
いやいや、ちょっと待って。
こんなところに(失礼)、わたしの喜ぶお店があるというのか!?
不審に思いながら(暑いし、疲れたし、なんでこんなとこ歩かせるのかと少々不機嫌になりかけながら)10分ほど歩き、白いコンクリートでできた普通の古いホテルの前に到着した。
えっ、、、ここ???
と、一瞬がっかりしそうになったけれど、わたしは夫を信用している。(夫は店選びが上手いし、私の好み熟知している)
きっと、なにかあるはずだ!
夫を信じてホテルの敷地に入ってみると、想像もしていなかった素敵な世界がそこにあった。
街中とは思えない、小さなリゾート、白いプルメリアが咲く、まるで楽園だ。
南国の植物に囲まれた緑緑しい(あおあおしい)空間には、ブルーのタイルが美しい小さなプールがあり、その横に建つタイの伝統的な木造建築がレストランであった。
あとで調べたところによると、この建物は築100年以上の「アユタヤ式高床建築」で、ビルが立ち並ぶこの場所にいまだあり続ける貴重な建物なのだそう。
お店は、素晴らしい伝統建築を損なわないよう改築してつくられており、店内は落ち着いた色でシックにまとめられていた。
お昼時をとうに過ぎているので、店内にお客はいなかった。わたしたちはプールが見える窓際の席に座った。
川エビのパッタイ(何種類か選べる)、マッサマンカレー、ジンジャエールとビールを頼んだ。
料理を待つ間、外の景色を観て、とても心地よい優雅な気分になった。
何人かの欧米人がプールサイドで静かに過ごしていた。(スマホで撮影ばかりするような人や、アジア人は一人もいなかった!)
昼下がりのプールサイドで本を読んだり、ときどき水に浸かったり、いかにも欧米人の休暇の過ごし方だと思った。(きっとこの後、シャワーを浴びてラフなシャツと短パンに着替えたら、夜のカオサンあたりにでも飲みにいくのだろうかと想像する)
頼んだ料理はどちらもとても美味しかった。
とくにマッサマンカレーは、今まで食べた中で一番美味しいかもしれない!
(実を言うと都内に何店舗かある【ジャスミンタイ】のマッサマンが1番好きだった)
チキンもホロホロで柔らかく、カシューナッツやジャガイモがたくさん入っていて、シナモンや八角などのスパイスの味が効いている。
(気分の良さも手伝って)美味しすぎるから店員さんに「これ、アロイ!」と伝えたら笑ってくれた。
まさか、こんな場所にこんな素敵なお店があるなんて思わなかった!そこはまるで別世界だった。
料理も美味しく、雰囲気も最高。夜もきっと素敵なんじゃないかなと思う。
もし、バンコクに行って美味しいマッサマンカレーを食べたいと思ったり、素敵なお店で過ごしたいと思ったひとにはぜひここを検討してみてほしい。おすすめだ。
【Ruen Urai ルアン•ウライ】(ローズホテル内)サラデーン駅から徒歩10分
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