喘息?と思ったら・・
注意するポイント
✅「ぜーぜー」「ヒューヒュー」という喘鳴
✅8週間以上咳が続く場合、感染症以外の病気が考えられる
✅喘息と診断されたら適切な薬物治療と自己管理を続けましょう
10月は喘息にとって鬼門の月・・・
私もご多分に漏れず、苦しい思いをしています。
風邪のようなだるさ、息苦しさ、食欲なし、
鎧を着ているかのような感覚鈍麻、少し焦っただけで息苦しい・・・
それもこれもいい時期にきちんと飲み薬と吸入を
していなかったから。
喘息は何もない時期にもしっかり炎症を抑えておくことが
大事なのは分かっているのですが、良い時期はどうしても
治ったかも?
と思いがちです。
私が喘息になったのは40歳半ば。
✅2階に上がるのに3回休む
✅咳が止まらない
✅夜眠れない、寝ている格好がつらい・・・
まさか自分が喘息になるなんて
思ってもいませんでした。
そのころの私は40手前で産んだ子どもの世話や
パワハラ上司との日々の戦い、残業に次ぐ残業・・
疲れ切っていたんですよね。
もともとアレルギーの素因はなかったのですが、
30代で花粉症になっていました。
喘息もアレルギー反応なのでその辺から素因となって
いたんでしょうね。
喘息には
・気管支の炎症がない「咳ぜんそく」
・気管支の炎症が伴う「気管支喘息」
があります。
気管支喘息は繰り返すと気管支の壁が厚くなり
元に戻りにくくなる。
結果、気管支の空気の通り道が狭くなって息苦しい。
喘息で死ぬことはないと思っていましたが、
薬学部の時には「喘息は死ぬ病気です」といわれて
驚きました。
死亡に至る原因は、重篤な発作による窒息死そして、重篤な発作の誘因としては、気道感染が最も多く、過労、ストレスがこれに続き三大誘因をなしている。
その他には、治療薬の中止、短時間作用性吸入β2 刺激薬の過剰使用、ステロイド薬の中止・減量、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の投与によるアスピリン喘息の誘発、β2 遮断薬の使用(降圧薬、点眼薬)などが挙げられている。
成人喘息死では、発作開始後1時間以内が 13.6%、3時間以内と合わせると 29.7%となり、急死が多い。発作から死亡までの状況は、突然の発作で急死が 29.8%、不安定な発作の持続後の急死が 16.2%、不連続な発作後の急死が 17.2%で、重い発作で苦しみながら悪化して亡くなる(21.2%前後)よりも圧倒的に急死が多い。
(喘息死ゼロ作戦の実行に関する指針・厚生労働省 喘息死ゼロ作戦評価委員会)
窒息死なんて・・・苦しいだろうなあ 😢
喘息以外の咳が長引く病気
✅せき喘息・・たんがほとんど出ない乾いた咳が続く、喘鳴がない
✅COPD・・喫煙者・タバコを吸っていた履歴があり、痰を伴う咳が 長引く場合。在宅酸素に移行することが多くきちんとした管理が必要
✅心臓疾患・・虚血性心疾患
などなど
ちなみに10月は喘息が悪化しやすい時期です。
この時期だけ薬局に来る方もいます。
ありふれた症状である「せき」「たん」が
長く続く場合は要注意。
風邪やインフルエンザなどの感染症による咳は
2~3週間で収まるとされていますから。
気になったらまず相談。
そして10月は無理しないでくださいね。
あ、もう数日で終わっちゃいますけど・・・
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★まとめ★
✅喘息は10月がピーク
✅8週間以上長引く咳はすぐに受診を
✅喘息は死ぬ病気。日ごろの管理が大切
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