私の好きな映画監督⑧~三谷幸喜
私の好きな映画監督⑧~三谷幸喜
皆さん、おはこんばんちは。
私の好きな映画監督 その⑧は、三谷幸喜監督です。
三谷監督プロフィール
東京都世田谷区出身。
1961〈昭和36〉年7月8日生まれですから私の一つ年下、同世代です。
ご両親は九州出身とのことですから、同じ九州人として余計に親近感を感じます。
普段から飄々としていて、インタビューなどですっとぼけた受け答えをする人柄も大好きです😆
日本大学藝術学部演劇学科在学中の1983年、劇団「東京サンシャインボーイズ 」を結成します。
脚本、演出を担当し、初期には役者としても舞台に立っていました。
古畑任三郎
私が三谷さんを意識したのは、なんといってもフジテレビのドラマ「古畑任三郎 」シリーズですね。先日お亡くなりになってしまった田村正和さんの代表作ともいえるこのドラマの脚本を担当したのが、三谷さんでした。
実は、私が頭の中で「書きたいな」と思っていると、不思議とそのご本人とか、関係している方が亡くなってしまうんです。
昨年から竹内結子さん、大林宣彦監督に続いて、田村正和さんで3人目になってしまいました。
倒叙ミステリー
「古畑任三郎」はとにかく面白くて、刑事ドラマなんですけど
「犯人は誰だ?」
という謎解きのストーリーではなく、犯人が殺人を犯すところから始まって、目星をつけた古畑警部がその人が犯人である証拠を突き止めていくという、いわゆる「倒叙ミステリー」となっています。
この「倒叙ミステリー」といえば、やはり私たちの世代では夢中になって観ていた海外ドラマ「刑事コロンボ」が全く同じ形式でした。
古畑任三郎は、これが原点と言えるでしょう。
やっぱり猫が好き
「古畑任三郎」で、
「こんな面白い脚本を書く人は誰だ!?」
と思って調べたのが三谷さんとの出会いでした。
が、実はそれ以前にもフジテレビのコメディドラマ「やっぱり猫が好き」が面白くて観ていたんですが、そのドラマでも三谷さんが多くの脚本を担当していたのを後で知り、更には出演していた小林聡美さん と結婚した(後に離婚されますが…)のも、感慨深かったですね。
※小林聡美さんについては、大林宣彦監督の回でも書いていますので、ぜひそちらもご参照ください。
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やっと三谷監督
さて。
その後の三谷さんは、自らの劇団や多くの舞台劇のプロデュースなどを手掛けますが、1997年に「ラヂオの時間」で映画監督デビューします。
ここから、やっと「三谷監督」と呼ぶことができます!(笑)
2001年には、自宅を新築した際の体験を元にした第2作映画「みんなのいえ」を監督。
2004年には、長年の夢だったNHK大河ドラマ「新選組! 」の脚本を担当し、脚本家としての地位を不動のものとしました。
2006年には、監督第3作となる映画「THE 有頂天ホテル」が公開され、興行収入60億円の大ヒットを記録しました!
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監督作品リスト
その後も、数々のドラマや舞台劇を担当しますが、このブログは「私の好きな映画監督」ですから、映画だけについて書いてみます。
三谷監督がこれまでに監督した映画は、全部で8本です。
ラヂオの時間
(1997年 原作・脚本・監督)
みんなのいえ
(2001年 脚本・監督)
THE有頂天ホテル
(2006年 脚本・監督)
ザ・マジックアワー
(2008年 脚本・監督)
ステキな金縛り
(2011年 脚本・監督)
清須会議
(2013年 原作・脚本・監督)
ギャラクシー街道
(2015年 脚本・監督)
記憶にございません!
(2019年 脚本・監督)
この中で観たことがないのは、唯一「ギャラクシー街道」だけなんですけど、評価はあまり高くなかったようですね😅
最高傑作「ステキな金縛り」
私が、三谷監督作品で最高傑作だと思うのは(まあ、ギャラクシー街道は観ていないんですが(笑))、なんといっても「ステキな金縛り」です!
豪華俳優陣
他の作品も全て「三谷節」満載で大好きなんですが、この「ステキな金縛り」はとにかく配役陣が超豪華!
深津絵里
西田敏行
竹内結子
浅野忠信
草彅剛
篠原涼子
深田恭子
山本耕史
小日向文世
戸田恵子
梶原善
浅野和之
大泉洋
生瀬勝久
唐沢寿明
佐藤浩市
市村正親
阿部寛
中井貴一
どうです?
スゴいでしょう!
しかもこの中で、篠原涼子さん、深キョン、梶原善さん、生瀬勝久さんなどは、もうほとんどカメオ出演と言ってもいいくらいのチョイ役です。
大泉洋さんに至っては、飲み屋で三谷監督と口約束の出演依頼を交わし、根回しや許可が全くない出演だったため、「業界のタブーを犯した」と、大問題に発展してしまったほどです😆
役者陣で「いい役してるな」と思うのは、天国の管理人・小日向文世さん、西田敏行の落武者の子孫・浅野忠信さん、深津絵里の先輩弁護士・阿部寛さんなどですね。
とにかく、大どんでん返しの脚本、豪華俳優陣一人一人の個性を引き出す三谷監督の演出が冴え渡っていて、冒頭からラストまで飽きる場面が一瞬たりともありません。
竹内結子さん安らかに
竹内結子さん、この映画でも、物語の中でとても重要な役柄を演じています。
ラストのどんでん返しのネタバレに絡んでしまうので詳しくは書けないんですが、存在感たっぷりの演技はお見事!
本当に、本当に残念な女優さんを亡くしました。
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今後の活躍にも期待
三谷さんは今後も、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本担当が決定しています。
この後も「三谷監督」の活躍に期待したいと思います!
それでは。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
また逢えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならdestiny!