第175回:こんな人いませんか?
仕事上、社会的に上と思われる立場の方が周りに多くいます。
一般企業であれば部長さん、社長さん、理事長さんとかもそうでしょうし、役職がついている方々ですね。
全員が全員ではないんですが、基準が高い方が多いです。
例えば、待ち合わせ時間は5分前には必ずいるべき、とか、言われたことは意図を考えて、プラス何か、付加価値を与える、などといったことです。
サラリーマン時代にいました
私もサラリーマン時代にというか、社員登用された時に当時の社長や上司の方から「自分のことは私と呼びなさい」とか「仕事をやっていないと自覚しなさい」など言われておりました。
当時はうるさいな、と思っていたのですが、(今でもちょっと思っているかも(笑))彼らも当時の私と比べると基準が高かったという事だと思います。
自分の基準が高い人は周りにもその基準を「出来て当たり前」として見てしまいます。
自分自身は?
基準が高いのが良い悪いという話ではないんですが、問題はその基準に向かって自分が努力しているか、ということです。
私の基準も「やることは素早く」「計画はきちんと」みたいな基準はあります。なので、自分自身もそれを心掛けていますし、行動をしています。
でも、時々出来ていない人いますよね?
基準は高いけど出来ていない人は今日のスキーマは当てはまりませんが、今日のスキーマは厳密な基準/過度の批判スキーマです!
自分自身も圧倒的に縛る
このスキーマを持つ人は、内にある非常に高い基準を満たすよう、人はできるだけ努力し、そのように振る舞い行動するべきであると信じています。
ですから、「満たすべきもの」のために行動しています。
LABプロファイリング的には一見、目的志向型ですね。
しかし、このような行動の背景は、他人からの批判を避けるためです。
問題回避型の傾向のため、行動をしていることになります。
そして、このような人たちは常にプレッシャーを感じ、ゆったりと過ごすことができません。また、自分に対しても過度に批判的です。
ですから、多くの人のように、楽しんだり、リラックスしたりすることができず、さらには、このスキーマのせいで健康を損ない、達成感も抱けず、対人関係においても満足することはありません。
厳密な基準/過度の批判スキーマ
このスキーマには以下のように3つのタイプがあります。
1.完璧主義:
物事をその細部に至るまで、極度にこだわります。もしくは、自分が決めた基準に沿って自他の言動を厳しく評価します。
2.広範にわたる厳格な基準と”べき”思考:
非現実的なまでに高い道徳観、倫理観、文化的規範、そして宗教的規範を求めます。こうある”べき”は怒りを生みやすいスキーマです。
3.極端な効率主義:
短時間で、業績をあげることにひたすら没頭します。
いかがでしたか?
どれかに当てはまっているならば、このスキーマが強い可能性があります。私も実はこのスキーマをもっていて、リラックスということが、実は一番ハードルが高い課題となっています。
あなたが今日笑うことで
子ども達に明日への希望を届けよう
こころと言葉 礒村 博之
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