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記憶のチカラ - こころの治癒③

(心のカタチより)

今回で”こころの治癒”も3話目となりますが、引き続き基本の話をいたします。早く”こころの治癒”をさせたいと思われるかも知れませんが、今は”心を知る”大切さに注力するときです。

①話目の「こころは悩む”もの”」では、不幸と思わす感情を”止める”話をしました。これは感情に心が囚われないための基本です。

②話目の「まず出来ること」では、心にある”幸せな記憶”を引き出す話をしました。それは、誰かに対しても、自分自身に対しても引き出すことができる記憶でした。

”こころの治癒”をするのにはこの2つが必要不可欠です。それを自身が扱えるようになってこそ、こころの治癒を促せます。それは、どちらが欠ても治癒はできず、その心の隙間を感情に侵されてしまいます。ただ、この2つは自身でできること。”心を知らない”ため扱い方が分らなかったのです。

自分たちは心を習う事なく活きてきました。”心を知らない”まま不安定な心の状態で時を過ごしていたのです。『こころは自分の”もの”』のはずなのに、心の話を重たいと心を避けていたのかも知れません。こころを自分の”もの”にすることを怠れば心に疾患をつくるのです。

「こころの記憶」

ここ心のカタチでは「記憶」は思い出を示すものではありません。その記憶とは、思い出の中に1番大切にしている心の中心となる”もの”を云います。その記憶を引き出す役目が”思い出”となります。

その思い出の中には、誰もが願う”幸せになりたい”が関係します。それは1番大切な”記憶(もの)”にそうなりたい原因があるからです。

人が心を知らなくても、十月十日その記憶を育み産まれ今に至るまで、その記憶は自分たちの活きる理由となり、生きるチカラを創りだしてます。それはこれからも変わらない”もの”です。

先の話では”まず出来ること”を話ましたが、その話にある”幸せな記憶”と云ったのは、自身に思い出をイメージさせるためでした。その思い出から”幸せ”を感じていただくためです。

人は”幸せ”が好きです。あたり前です。十月十日”幸せ”を育み記憶して産まれたのだから、忘れることはありません。こころの記憶とは”幸せ”を感じることを云うのです。

「不安定な心」

人は幸せを感じれる事を沢山します。遊びに、食事に、趣味にといろんな幸せを感じれる事をします。人によっては仕事が幸せと感じる人もおりますが、幸せを感じる事であればその人にとっての”幸せ”はどれでも良いのです。

ただ。人はその反面悩みもします。人は悩みと言う感情に心が囚われると”幸せ”を感じる事が奪われます。それも自身でふたたび”幸せ”を見つけれないほど侵されると、それは世間でいう”心の病”と言われるようです。

しかし、何をもって”心の病”と判断して名づけるのか解りませんが、ぽち☆は「感情に囚われて抜け出す術を知らないだけ」と思うのです。

人は”心を知らない”がばかりに自身の心が不安定にさせます。そんなあなたに「心の病です」と誰かに言われれば、不安定な心はそれを信じるしかできないのです。

そして、その言った人も何を判断しそう決めつけたのか。その人も、もし、心を知らない不安定な心のまま決めつけたのなら、それは知らず知らずに病を”鬱す(ちゅうかいする)”存在となりえるかも知れません。

言う側も言われる側も心の何を知って心を語っているのか。。。

「思い出を引き出す」

ならば。
言葉に振り回されるより、自身のこころに”幸せになりたい”か問いかけてみるといい。

もし。”幸せになりたい”と感じるなら、不幸に思わす人の言葉は一旦”止める”ことをしてみましょう。そして一呼吸してから自身のこころを感じ正してみるのです。

思い出にはその正すチカラがあります。その思い出には、人が活きた分幸せな思い出やそうでない思い出があります。こころは自身のため思い出というカタチで幸せを感じる”もの”を記憶したのです。無垢な子供のころ。きゃっきゃと笑った思い出などがそうです。

そんなとき、あなたは”心の病”だったでしょうか。
人は遊びに、食事に、趣味にといろんな楽しい経験をしながら思い出を記憶したのです。それには心の病などないはずです。

そんな思い出に”まず慕ってみる”ことで正してみるのです。今の自分に心の余裕はなくても、思い出に慕る時間はあるんじゃないでしょうか。それを慕ることができれば、その時間(とき)は意外と悩みを忘れさせてくれているもんです。

慕るとは、自分のこころから”思い出を引き出す”こと。自分の思い出は自由にいつでも引き出せるのです。誰の許可もなく自身で引き出すのです。自分幸せに感じる出来事をおもい浮かべるだけで十分チカラとなります。

その中に”こころの記憶”を伴えれば、それがこころにクスリとなり効いているのです。”こころの記憶”は漢方のようにこころの中にある”もの”です。副作用もなく安心して使えるクスリ。

今の自分が心を知らなくても、思い出を引き出すことは今の自分でも出来ることです。人はその術をもともと持っているのです。こころと云う自己治癒に欠かせないクスリ”記憶のチカラ”があることを。。。

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