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喜びについて考える

先日、「喜び」をテーマにした
心の健康講座+ワークショップを行いました。


喜びについて考える

みなさんは、聖書にこのような言葉があるのをご存じでしょうか。

いつも喜んでいなさい。

テサロニケの信徒への手紙一 5:16 (新共同訳)


この言葉に「絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」と続きます。
「絶えず」とか「どんなことにも」という言葉は、かなりのパワーワード。
喜べないことがあってはならないかのような印象も受けますが…。

ところで、
喜びってなに?
どうして喜んでいることが大事なの?
喜びをもって過ごすためにはどうしたらいいの?

そのような問いに、みなさんだったらどのように答えられるでしょうか。
なんでも知りたがる子どものような質問かもしれませんが、とっても大切なこと。

今回はこの「喜び」をテーマに、心の健康という視点から私なりにまとめてお話しをさせていただきました。

聖書をベースとした心の健康について、心の専門家が語りまくるってなかなか貴重ですよ😆
(←自分で言う。笑)

参加してくださったみなさんとどんな場面で喜びを感じるかを振り返る時間は、
「そうそう!」「たしかに!」と共感したり、
「それは思いつかなかった!」と気づきになったり。
みなさんのコメントを聞いているだけで、私もなんだかワクワク嬉しい気持ちになりました。

私は、喜びを感じられるかどうかと心の健康状態には大きな関連があると思っています。
もしいつも喜んでいられるとしたら、そのとき心の健康は良好に保たれているといえるのかもしれません。
(健康とはどういう状態を指すのかということについては、また別の機会に。笑)

親は子どもにいつも健康でいてほしいし、喜びにあふれて過ごしてほしいと思いますよね。
私たちを愛し幸せを願っておられる神さまが、私たちにそのように過ごしてほしいと望まれるのは少しも不思議ではありません。

だけど、だからといってその期待に応えるべく、喜べないことを無理に喜ぼうとするのはおかしな話。

じゃあどうしたらいいの?ということを、聖書を土台に心理学的な知見からわかりやすくお伝えしました。

ワークショップのようす①


紙のステンドグラスづくり

講座の後半には、紙のステンドグラスづくりのワークショップを行いました。

講義ばかりだとつまんないから…
ではなく、

紙のステンドグラスづくりに取り組むこと自体が
心のケアにつながるから。
また、自分と向き合っていくための助けとなり、それが喜びをもって過ごすためには必要だと考えたからです。

作り方の見本はなく、思い思いに色を選び、手で紙をちぎって枠の中に貼っていく。
やっていることはただそれだけの単純なものですが、意外とそれが難しく、一方でその過程と作品にはその人らしさがあらわれてくるというなんとも面白いワークです。

手が動くまま深く考えずに貼っていくも良し、
イメージを膨らませて何か形にするも良し。

好きにしていいですよ、と言われると「どうしていいかわからない」と困惑される方がいらっしゃいますが、

どうしたらいいのかわからない状況に向き合う
というのもまた大事な時間。
目的は「良い作品」を作ることではありません。

作ってみて、もっとこうすればよかったと思うこともあるかもしれませんが、それはそれで大切な感覚。

1回で完璧なものを作るのは難しいのです。
でも、次はこうしようというアイデアが浮かんで、そのことに取り組んでいって…
そんなことを繰り返しているうちにしっくりくるものが見つかってくる。

しっくりくるものというのは、自分の気持ちにフィットするものなのかもしれません。

紙のステンドグラスを作ることを通して自分と向き合っていくこと、自分を知るということが今回目指したいところでもありました。

もしかしたら
「楽しかった」
「ワクワクした」
「どんどんイメージが湧いてきた」
「素敵な作品ができて嬉しい」
「またやりたい」
というポジティブな気持ちばかりでなく、

「どうしていいか分からなくて困った」
「時間内にできるか心配になって焦った」
「みんなの作品の方が素敵に見えて恥ずかしくなった」
などなど、ネガティブな気持ちを感じた方もいらっしゃったかもしれません。

それらが良いとか悪いとかではなく、あー、自分はこんな気持ちをもっていたんだなと、そんな気づきに少しでもつながっていたら嬉しいです。

ワークショップのようす②


参加された方々のご感想

みなさんからいただいた感想には、
「他の人と意見交流できたのがよかった」
「作品を作りながらみんなと話せたのが楽しかった」
といったコメントがとても多かったです。

安心できる空間での人とのつながりや交わりも、喜びを感じれるときなのかもしれませんね。

そのような場になっていたんだなと、感想をお聞きして私も嬉しくなりました☺️

また、
「自分が嬉しいと感じるときがどんなときか、考える時間がもてたのはよかった」
「自分と向き合う時間になってよかった」
といったコメントも。

自分が嬉しいなと感じられる時間をもつことは、心のケアにもつながります。

みなさんが嬉しいなと思えるのはどんなときでしょうか?
ぜひ考えてみてください。
そして、たまにでもいいので、そのような時間を意識してもつようにしてほしいなと思います。

ワークショップでみなさんが作った作品は、ご本人さまの同意を得てInstagramのハイライト「講座のようす」で紹介しています。
よかったら、そちらもご覧ください。
とっても素敵な作品がたくさんありますよ😊

ワークショップのようす③


ふりかえり

今回の講座には10代から90代の男女合わせて15名が参加してくださり、共に学ぶことができたことを感謝いたします。

最後が慌ただしくなってしまい、みなさまの声(感想、体験)をじっくりと聞く時間が取れなかったことが少し残念でしたが、今回はきっとこれがベストだったんでしょう。

反省を活かして、これから先更に良いものをお届けしていくことができるように、引き続き模索していきたいなと思います。

一人でも多くの方が「喜び」をもって過ごすことができますように。



最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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