カウンセリングがはじめての方へ(3)5回前後で変化が期待できる理由
「心のストレッチルーム」前田泰章です。
ここまで「カウンセリングがはじめての方へ」をお読みになられた方は、なんとなく「問題解決型カウンセリング」をご理解いただけたのではないでしょうか?
さて、前回の記事では、問題解決型カウンセリングで大切にしている事について簡単にお話してきましたが、今回3回目の記事では、問題解決型カウンセリングでは「なぜ、5回前後で変化が期待できるのか?」についてお伝えしてまいります。
5回前後で変化が期待できる理由とは?
「問題解決型カウンセリング」は、クライエントさんの症例にもよるのですが、現在、普通の社会生活を送れている方であれば、3回~5回のカウンセリングで変化が期待できる短期療法です。
ではなぜ、3回~5回での変化が期待できるのか?お伝えしましょう。
心のストレッチルームには、薬に頼らずに悩みや問題、症状などを、なるべく早く改善したい、回復したい、きっかけをつかみたいという会社員・公務員・経営者(個人事業主、フリーランス含む)・主婦・学生の方々が多く来られます。
ですので、そのご要望にできるだけお応えできるような戦略を立てています。
理由1 理論を全て説明する
心理療法の中には、身体の感覚を通じて心の声を聞く「フォーカシング」という技法があります。
たとえば、上司との関係がうまくいかず苦しいとき、「おなかが重い」という感覚を感じたとします。
フォーカシングではこのおなかの嫌な感覚に焦点を当てて、苦しみがおなかにあることを意識します。すると、身体全体に広がっていた苦しみが、おなかだけに集中するので、ネガティブな感情(苦しみ)を小さくできます。
簡単にいうと、「私が苦しい!」から、「私のおなかが苦しい」に変わるのです。
感覚としても、苦しみは、大きいより小さいほうが楽ですよね。
加えて、フォーカシングでは、身体の感覚と話しをしたり、名前をつけたりと不思議なこともおこないますが、それらの理論も説明しています。
その他、前田がおこなえる心理療法は30種類以上ありますが、全てにおいて理論を説明します。
理由2 さまざまな心理療法(武器)を伝授
たとえば、社会人の方が人間関係で悩んでいる場合。苦手な人からの心ない言葉や態度によって、仕事中に憂うつな気持ちや不安感などに心が支配されてしまうこともあるでしょう。
そういう気持ちをため込んでいくと、心はどんどん疲弊していきます。
こういう場合、問題解決型カウンセリングでは、「感情をコントロールする心理療法」などのやり方をクライエントさんに教えて、ひとりでも実践できるようにトレーニングします。
生活の中で嫌な感情に襲われたときに使える武器を伝授するのです。
また、クライエントさんにお教えするのは、1つの心理療法だけではありません。
状況や原因、症状によって使いわけられるように、「依存体質を変える心理療法」や、「自信を取り戻す心理療法」など、クライエントに必要なさまざまな武器を伝授していきます。
つまり、私のカウンセリングを受講すれば、自分で自分をカウンセリングして癒す方法、「セルフ・カウンセリング」の技法を身につけられるというわけです。
月に1~2回、カウンセラーによるカウンセリングを受けるのと、毎日、自分で自分をカウンセリングするのでは、どちらに即効性があるか。それは火を見るより明らかでしょう。
次回4回目の記事では、私のカウンセリングでお役に立てる可能性のある方についてお伝えいたします。
「カウンセリングがはじめての方へ」の記事は次回が最後になります。
(前田泰章)
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