
信頼関係を壊してしまう(中3)
大切な人を泣かせてしまいました。自分のことをすごく信頼してくれていたのに、その信頼を潰すようなことを目の前でしてしまいました。自分でもこんなことをしたいわけではなかったのですが、気がついたら相手に嫌な思いをさせてしまいました。自分がどうしたいのか、自分でもわかりません。
表現できない苦しさからの破壊
あの頃は情緒不安定で、感情も行動も自分でコントロールできず、苦しい思いをしたよね。
苦しさを表現したいし、誰かにわかってほしいけど、自分でも苦しさの正体がわからないから、誰にも伝えられなかったね。
よく我慢してがんばったね。
苦しさを言語化できない代わりに、いろいろな破壊衝動があったように思います。
物に当たる、人間関係を壊すようなことをする、自分を傷つける。
今回の「信頼を潰すようなこと」もこれに当たるのではないかと思います。
大切な人に自分をわかってほしいし、この苦しさを何とかしてほしい。
でもどれだけ苦しいか伝えるすべを知らない。
だから相手の前で普段しないようなことをしてみたけど、
相手は寄り添ってくれず、あなたの予想に反して泣くという行為をした。
思い通りの反応を得られず、あなたはショックだったよね。
たとえ伝わったとしても、相手はどうにもできない
ちょっと厳しいことを言うね。嫌な気持ちになったらごめんね。
もしあなたの行為からあなたのつらさを相手が汲み取れたとしても、きっとあなたの望むとおりの結果は得られないと思う。
一時的に得られたとしても、すぐまた不満のある状態に戻るはず。
なぜなら、あなたのつらさはすべてあなたの心に起因しているから。
自己愛を知る
じゃあどうすればいいかと言うと、自分の心を自己愛で満たすことが必要だと思う。
あなたはいつも誰かに「わかってほしい」「何とかしてほしい」「助けてほしい」と思っていたね。
でも、自分の一番の味方は自分なんだ。
たとえ誰も自分を認めてくれなくても、自分で自分を認めていいし、逆に認めなきゃいけない。
他人から評価されてはじめて自分を認めることができると、あなたは考えているけど、逆なんだよ。
それは他人軸という、とても苦しくなる考え方なんだ。
自分で自分を認め、愛して初めて、他者から認められることが増えていく。
「私なんて何の長所もないから褒められないし認められないし愛されない」
そんな風にあなたは感じていると思うけど、
自分のことなんて、無条件で褒めていいんだよ。
猫かわいがりしていいんだよ。
存在しているだけでいいんだよ。
外に救いを求める前に、自分を無条件で愛することから始めてみて。
いつもきりきりしている心が安らげば、現実も少しずつ変わっていくよ。
世界は自分の放ったものでできているからね。
世界の仕組みの話は、またどこか別のときにするね。
とにかく、いいところがあろうとなかろうと、無条件で自分を愛する。
まずはここから始めてみてね。
31歳の私より