てんとうむし

生きていれば、良いことより悪いことが多いこともある。 すべてを抱えていたら、いつか自分が消えてしまいそう。 そんな気持ちを吐き出す場所。

てんとうむし

生きていれば、良いことより悪いことが多いこともある。 すべてを抱えていたら、いつか自分が消えてしまいそう。 そんな気持ちを吐き出す場所。

最近の記事

《100字詩》 結局のところ

窓の外から 雨の音が聞こえると どうしても そのことについて 言葉を綴りたくなる 同じような 似たような フレーズの繰り返しは マンネリと呼ぶ でも 感じるままでしか 表現できないのならば きっと 正しいのだろう 青空が すでに恋しい

    • 《100字詩》 正直な気持ち

      静かな場所は 誰もが好むけど ずっといると 寂しくもなる 都会の空気に触れて たくさんの人の波に 自分を隠してみるけど やっぱり 本当の自分は いつまでも 静かでいたいと 心が言っている 間違いも 正解も 人それぞれのもの

      • 《100字詩》 恥ずかしがり屋

        きっと空は 僕以上に 素直じゃない 洗濯物も パリパリに 乾くような 日差しをくれる そう思っていれば 少し震えるような 冷えた空気で 喜びを打ち消す そんな繰り返しが ずっと続くのならば きっと それが当たり前として あり続ける

        • 《100字詩》 気づけば

          遠い気がしていた 静かな安らぎに 心落ち着く日 あっという間に 暦は赤くなり 世界がちょっとだけ 大人しくなる 賑やかな街は いつも以上に 色めき立ち 喧嘩も 愛も そこら中に 転がっているから 今宵は グラスの音で 開始を告げよう

          《100字詩》 きれいな空気で

          どんなに疲れていても どんなに楽しいことがあっても 僕を出迎えてくれるのは 家への扉 乱雑に並んだ 履き潰した靴ばかりじゃ 心はきっと 喜んではくれない だから 外界の汚れを いくら持ち込もうと そこだけは ずっと 綺麗なままで

          《100字詩》 きれいな空気で

          《100字詩》 好きでいること

          何かを決めるとき 良いことばかりではなく 悪いことも考えて 悩ませてしまう でも シンプルなことも 必要だと 気づき始めたこの頃 自分の心が 好きと言うから 手に取りたくなる その気持ちに 素直に従えば 難しいことは ないのかも

          《100字詩》 好きでいること

          《100字詩》 歌の世界

          耳触りの良い メロディーに 心洗われて 少し遠くに 出かけてみると 僕を待っていたかのように 虹が見えた その向こう側の世界 そんなファンタジーに 憧れる歳でもないけど たまには どっぷりと 浸ってみるのも 悪くないかもしれない

          《100字詩》 歌の世界

          《100字詩》 また一つ知る

          僕はまた 新しいことを 学んだ気がする もしかしたら 忘れていただけかもしれない 約束は 必ず果たされるもの この考えが 大きな間違いであること 無駄足で 自分を納得させることでしか 消化しきれない思い しばらく 消えはしない

          《100字詩》 また一つ知る

          《100字詩》 僕のランウェイ

          人生が 何年あるかは わからない その中で 自分に似合うものを 探していくのは ちょっと難しい ほんの少しの変化で 印象は変わってしまうから 君がどう思うか 好きになってくれるか 不安と期待が 胸を狭くする 僕の冒険は 終わらない

          《100字詩》 僕のランウェイ

          《100字詩》 陽だまりカーブ

          ゆっくり ブレーキペダルに 足を置きながら 下る坂道は 街のすべてを 見下ろせそうな 高さにあったみたいだ 怖い気持ちを 隠すことは 難しいけど 少しだけ近い 太陽との距離に 心奪われ ありがちだけど 身も心も ポカポカ気分

          《100字詩》 陽だまりカーブ

          《100字詩》 馴染むまでは

          自然に魅了され 心はあっという間に 綺麗になった はずだった 都会を彩る 空に届きそうな ビルの数々 苦しい なんだろう 綺麗になった心が もう黒くなる 取り戻そうにも 術はない 時間が解決してくれる きっと そう信じて 過ごしていく

          《100字詩》 馴染むまでは

          《100字詩》 経験はずっと

          思い立ったが吉日 僕の旅は その時から すでに始まっていた ニセモノがあるわけじゃない でも ホンモノが見たかった 遥か高い山の上 空に届きそうで 闇に吸い込まれそうで 感動と怖さの この感情は 命果てるその日まで 忘れない

          《100字詩》 経験はずっと

          《100字詩》 夜、歌は歌う

          感じるか 感じないか 僕は 何も感じない でも 確かなことは さっきまでの今日は 昨日になって 明日は今 今日になっている 誰かの声が 聞こえる気がする 雨に紛れて 懐かしい歌を 心の中から 叫びながら また生きていく さあ ようこそ

          《100字詩》 夜、歌は歌う

          《100字詩》 怖さもある

          生きていると なにもかもが 当たり前になって 目の前のこと 存在しているもの 不思議なはずなのに まったく考えない 落ちる水は 大きな波紋を作って 時間の移り変わりを 僕に伝えてくる あとどれくらい 残っているか わかることはないけど

          《100字詩》 怖さもある

          《100字詩》 あっという間

          そのつもりはなくても 目に入ると 足は自然と そこに向かって 笑顔になっている 2つ、3つ 少しだけ 自分の中で 制止しようと 気持ちが働く でも そんなの 意味がないことは 一番わかっている 美味しい 愛おしい 幸せだ 今日も笑っている

          《100字詩》 あっという間

          《100字詩》 太陽と愛しさ

          とにかく 好きで 好きで たまらない 何が起きても この気持ちだけは 変わらないと 今 ここに誓おう 触れると 奥深くまで 連れていかれそうな ふわふわの毛並み 日の差す場所で くつろぐ姿は 遠くから そっと見守ろう 愛のすべては ここにある

          《100字詩》 太陽と愛しさ