フィトケミカルで若さを保つ
みなさん、フィトケミカルという言葉を聞いたことはありますか?
食物が紫外線や昆虫など、有害なものから自身を守るために作り出された色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分のことです。
人間にとって”良い”作用が働くため、健康・美容を維持するために積極的に摂取したい成分なのです。
フィトケミカルが体にもたらす最も”良い”影響のひとつが”抗酸化作用”です。
活性酸素という体の中にできた有害物質を無効化する力のことです。
活性酸素は本来強力な殺菌作用をもっているのですが、過剰に発生すると体の細胞膜や酵素をさびつかせ、シミシワなどの老化現象の原因となります。
血管もさびついてしまうため心筋梗塞や、癌の要因の一つでもあります。
フィトケミカルはこの活性酸素を無効化する抗酸化作用を持っているのです。
(活性酸素は紫外線、たばこの副流煙、排気ガス、農薬、食品添加物などが原因で体に負担がかかり発生するといわれています)
フィトケミカルは明らかになっているものだけでおよそ1500種類あります。
代表的なものにポリフェノール、アントシアニン、リコピン、カプサイシンなどがあります。(ポリフェノールはまた別の記事で詳しくお伝えします)
以下がフィトケミカルの種類、成分、効果をまとめたものになります。
自身の悩みと照らし合わせて、日々の食習慣に取り入れてみてださい♪
【フィトケミカルの主な色の成分と効果】
<赤色/紫>
アントシアニン・・・レッドキャベツ、ブルーベリー
目の病気、血管障害系の病気に効果的。視覚機能を維持。
リコピン・・・・・・トマト、スイカ
大腸癌や胃がんなどの消化器系がんを予防する
グアシニン・・・・・ブルーベリー
アントシアニンの仲間。
カプサイシン・・・・アカピーマン
悪玉コレステロールの酸化を防ぐ
<オレンジ色>
αカロテン・・・・・にんじん、かぼちゃ
癌予防に効果的。肝臓や皮膚、目などの組織を守る
βカロテン・・・・・にんじん、かぼちゃ、カロテン
ビタミンAに変わる。呼吸器などの粘膜の保護に効果的。抗酸化力も強い。
<黄色>
クルクミン・・・・・うこん
発癌予防。強力な抗酸化作用
βクリプトキサンチン・・みかん、ほうれん草
強い抗癌作用。大腸癌や皮膚癌を抑制する。粘膜強化。ビタミンAの働きも
エリオシトシン・・・・・レモン、ライム
強い抗酸化作用。脂質の酸化を抑制
ゼアキサンチン・・・・・とうもろこし
視力低下、白内障、緑内障予防。目の網膜を保護
<褐色>
ケルセチン・・・・たまねぎ
悪玉コレステロールの酸化を予防
<緑>
クロロフィル・・・ほうれん草、ピーマン
強い抗酸化作用。癌予防