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複雑性トラウマの人の自己管理法
複雑性トラウマ(生きづらさ)
を抱えた人は、自己管理が
とっても難しい構造になっています
構造?
と思った人もあると思いますが
自律神経とは?
説明しますと
複雑性のトラウマを持っている人は
自律神経でいうと
交感神経(アクセルの方です)が
常にフル活動している
と思ってもらったらいいと思います
(人によっても違いますが、このパターンが多いです)
いつも人の目を気にしたり
嫌われるのを怖れて周囲に敏感になったり
いつも何かに備えて神経をとがらせているのです
ですから、たとえ一日なにもしなくても
何故かとっても疲れているのです
知らないうちに、エネルギーを
使っているのですねえ
一人でいても
誰もいない時間を持てても
いつも何か起こらないかと
身構えたり、過去の辛い体験を
思い返したりして
身構えているのです
幼いころ安心安全がなかった環境で
育っているので
脳は常に、危険が近くにいるよ~~~~
と警報を鳴らしている状態なのです
交感神経の働きとは?
つまり、もう危険があって当たり前の脳
になっているのですね
ですから、ちょっとしたことでも
とっても気になります
「ああ、こんなことではダメだ」
「〇〇と思われたに違いない」
「〇〇になったらどうしよう」
「きっとダメだ、上手く行かなかったら・・」
といつも警戒しているからね
自己管理が難しいというのは
このいつも緊張して警戒している神経で
生活をしているので
身体が休まりません
挙句の果ては
身体が疲れているというメッセージを
受け取ることが出来ず
疲れ果てて立てない、身体が動かない
感情を爆発させる
という所まで行って
やっと強制終了になります
つまり、これが自己管理が難しい
所なんですね
どうして自己管理が難しいのでしょう?
自分では、調整することが難しのは
脳がそのように反応するクセを
持っているからなんです
人によっては
交感神経から、緩やかにではなく
急激に副交感にシフトするので
もう動けなくなったり
難聴になったり、元々持っている人は
難聴がひどくなったり
あるいは、食欲がなく気分が悪い日が続いたり
眠り過ぎて鬱っぽくなってボーっとしたり
色んな症状となって困り果てる場合も
あると思います
自己管理とは?
自己管理をする
というのは、脳の調和を図る
と考えるといいかもしれません
脳が興奮して交感神経になっている時って
動物でいうと、危険が迫ってきているよ
と知らせている状態です
人間的にいうと
何かしら対策が必要で
身体と頭を働かせなさい
という命令をしている訳です
そこで、脳を納得させるために
歩く・・・・・
ということをします
お散歩ですね
30分くらい歩くと少し落ち着くのが
分かると思います
お散歩が苦手な方は
筋トレでもいいです、身体を動かしましょう
これもまた30分ほどです
激しくなくても大丈夫です
危険の信号に対して
身体を動かして対処しようとしているよ
という信号を送るのです
ケアのための本の紹介
この情報は、白川美也子さんの
「トラウマ・ケア」にも書かれています
交感神経と副交感神経の関係が
とってもよくわかります
自分の症状や状態に合わせて
自己管理の方法を
いろいろ試してもらえたらいいかなと思います
疲れ果てて自己管理が出来ず
そんな自分にうんざりするのはもう終わっていきましょう
出来ることを出来る範囲で
自分のペースを大切にしながら
毎日を丁寧に過ごしていきたいですね
必要な人に届きますように
それではまたね