【感情ケアプログラム】心を鍛えるのはスキル
このnoteでは、トリトトラクタカードを1枚引いては、「心」についてのメモをアップしています。私は「心」については「感情ケアプログラム」をベースに学んできました。今回は「感情ケアプログラム」とは、そもそもどんなものか、紹介します。
ちなみに「学んだ」というと、すごく向上心のある人のようですが、実際は「もう2度と、”うつ”になりたくない!」という切迫感からの、スタートでした。
2016年、うつヌケ間近のころ。
私はカウンセラーの下園壮太先生に訴えました。
「今後うつにならないためには、どうしたらいいんですか? どうしたら、メンタルやられないで、おだやかに生きられるんですか⁈」(←当時は、基本食い気味)
すると、下園先生は、
「そういう人のために、”感情ケアプログラム”っていうのを開発したからね。今度勉強会やるから、ぜひ来てみて」
と、ニコニコ。
それが、このプログラムとの出会いだったわけです。
■「感情ケアプログラム」とは
さて、その「感情ケアプログラム」とはどんなものか。短く言うと、
「感情の取り扱い方を”スキル”として学んで、心を鍛えるプログラム」
ということだと思います。
ポイントは、これは「スキル」だ、という点。
心の強さって、人格とか性格とか、精神論とかではなくて、基本はスキルとして、誰でも”練習”できる。下園先生は元自衛官なので、現場(日常生活)で、実践で使えなければ意味がない、と考えて開発されています。
例えば、心配性で不安がりの人は消耗して苦しいものですが、「不安」とはどういうものか、その特性を知って、どうすればいいかを学んでいれば、それに合ったスキルをもって対処できます。
もちろん、スキルをもって対処して、うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある。でも、「感情ってそういうもの」「心ってそういうもの」「人ってそういうもの」だとも同時に学んでいくので、あまり自分を責めたり、落ち込んだりしなくなるわけです。
自責や落ち込みがゼロになるわけではないけれど(いや、めっちゃアップダウンはある)、でもその時間がすこ〜し短くなる感じ。
この「すこ〜し」が、トータルで効いてくるんです!
少なくとも私の場合は、「ま、いっか」が増えた感じ。抽象的な表現になってしまいますが、切り立った崖をよじ登っていかなくてはいけないという、人生のイメージが変わって、いつのまにか見える風景が優しく、なめらかになりました。
感情ケアプログラムの概要について、下園壮太先生の公式ホームページにも紹介されていますので、こちらも併せて読んでみてくださいね。
https://www.yayoinokokoro.net/感情ケアプログラムの概要-大人の心の鍛え方/
■感情ケアを知っていれば”うつ”にはならなかったのに
感情ケアプログラムを学び、同時に何冊かの下園先生の書籍執筆をお手伝いしつつ、
「そうか!心って、こういうことだったのか。なるほど、なるほど」
と、私は何度、首をブンブン縦に振ったことでしょう。そして、しみじみ、何度も思いました。
「これを知ってさえいれば、あの時、うつになることはなかったのに」
しかし、それを強く思ったところで、過去は過去。今はもっとスキルを磨きながら、心を鍛えていこうと思います。
これから、私は”うつ”に絶対にならないか?と言うと、そんなことはないでしょう。人生、何が起こるかわかりません。また、感情ケアプログラムをいくら習得したところで、菩薩のような人になれるわけでもありません。
それでも、今後心の危機が迫ったときに、どうすればいいか、備えと心得があるのはいいのかな、と思います。また、怒りとか不安を感じて、どうしようもなくて、でも自分の中でケアして「効果」を感じられた時は、ちょっと感動しますよ。こっそり「自信」がつくのも、うれしいおまけです。
さてさて、このnoteでは、心について「これさえ知っていれば」を、どんどんお伝えしていこうと思います。
例えば、
うつとは疲労
ストレスがあるから悩むのではなくて、疲れているから悩む
不安も怒りも嫉妬も哀しみも、感情は心と体を守るシステム
感情はケアする。我慢だけでは破綻してしまう
どうしたって自分を責めちゃう、それは「本能」だから
楽しみだったはずの○○が苦しくなったら、それは「しがみつき」
自信って、なんとかなるという「イメージ」。3つの柱で出来ている
などなど。
トリトトラクタカードシリーズの投稿だと、なかなか伝わらないところもあるかもしれません。時々、具体的なお話で補足しながら、これからも気ままにnoteを続けていきますので、よろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!