生活記録表 〜それが私のマネージャー〜
楽しいことが続いたり、心がザワザワして冷静な判断力を欠いているとき、「あれも! これも!」と予定を詰め込み、後で「ああ、もうちょっと考えればよかった……」と内省する。
これがかなり頻発していて、かなり手を焼いていた。
だけど、“生活記録表”に記録することで、そんな悪循環から脱却できていると感じる。
今日はそんなお話。
記録し始めたきっかけ
それは2020年10月頃。
毎月、支援者と生活状況について面談をしているのだが、その時に、「食欲や気分や睡眠状況が記録できたほうが状態を把握しやすいよね」という話になったことがきっかけである。
使っているツール
今ではApple Watchのような端末で自動で記録されるツールもあるようだが、私は手入力している。
理由は単純で、このほうが安心できるから。
Macを使っているので、Macに購入当初からインストールされている“Numbers”という、Windowsで言う“Excel”で表を作って記録している。
支援者に共有するときはNumbersファイルをExcelに変換する必要がある。
互換性の問題で表のフォントが変わったりすることもあるようだけど、複雑なレイアウトではないので、そこまで支障はない。
記載事項
その日の気分(1が最低、5が最高の5段階評価)
1や5を書くことはほとんどなく、一番コンディションが良いのは4。
この数値に比例するように他の記録が下降 / 上昇するので、この数値を見れば、ある程度、状態把握ができる。
就寝 / 起床時間
この2つは、布団に入った / 出た時間を書く。
特に予定がない日は、11:00 p.m.に寝て、平日は6:30 a.m.に、週末や祝日は7:00 a.m.に起きることが多い。
食欲
その日トータルの食欲ではなく、3食それぞれの食べた量を記号で記載している。
◎ 完食
○ 半分以上
△ 半分以下
× 食べていない
服薬状況
2回 / 日の服薬、不穏時頓服薬の服薬、頭痛時の鎮痛剤の服薬のそれぞれに、○を付ける。
備考
その日、何をして過ごしたか(外出の有無、体調など)を簡単に書く。
記録を続けてどう感じるか
記録前は、心も体も元気じゃないと思っても、なんとなくしかわからなくて、対処が十分できなかったように思う。
だけど、記録を始めて、“不調が可視化”されるようになったことで、私自身も、支援社も、家族も、みんなで状況を把握しやすくなったように思う。
大した手間じゃないし、これからも続けていきたい。