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書評シリーズ

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個人的に読んだおすすめ本の書評です。
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2024年5月の記事一覧

【書評】データの見えざる手-人間の幸せの50%は遺伝により決まっている

【書評】データの見えざる手-人間の幸せの50%は遺伝により決まっている

この本のピックアップは下記。

本の著者はウェラブル端末により得られたデータで人間の幸福度等の人間社会の法則を見出す研究を専門にしている矢野和男氏。

導き出された答えが冒頭の結論の通りだ。

つまり、幸せな人はよく動くということ。

50%は遺伝まず、幸せ要因の100%の内の50%は遺伝要因により決定することに関して。
よく言われる例は信憑性はあいまいだが、 ”左利きは右利きに比べて寿命が5年早

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【書評】マーケティング つながる思考術

【書評】マーケティング つながる思考術

マーケティング業務は多岐に渡り、やれることは無限にあります。ただ、リソースがない。スキルがない。競合が強すぎる。

様々な理由で意思決定が遅れる。見当違いな施策にGOサインが出る。PDCAを回せる環境にない。

マーケ界隈にいる方にとっては"あるある"の事象ではないでしょうか。

今回ご紹介する本『マーケティング つながる思考術』はマーケ中上級者向けの本です。

現場で実際に起きている事業主と代理

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【書評】財務三表一体理解法

【書評】財務三表一体理解法

今回のおすすめ本は國貞克則さんの『財務3表一体理解法』です。

こちらの本のターゲット層は
①会計を専門で勉強したい訳ではないが、PL/BS/CSの最低限の読み方を知りたい
②広告代理店やマーケコンサルなど、toB系の仕事をしているかた
③シンプルに会計初学者
この3パターンです。

私自信は②ですが、一度でもPL/BS/CSの勉強で挫折した方はこの本を読めば解決間違いなしです。

実際に自分が経

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【おすすめ】なるほどデザイン-好奇心をくすがれるデザイン本

【おすすめ】なるほどデザイン-好奇心をくすがれるデザイン本

今回は筒井美希さん著の『なるほどデザイン』についてレビューします。

デザイン本として多くの書店でおすすめされていることが多く、その表紙はなんとなく見覚えのある人も多いのではないでしょうか。

ターゲット層としては、現在デザイン分野で働いている人はもちろんですが、自分のことを"センスがない"と思っていたり、お仕事で間接的にデザイナーさんと関わる方に特におすすめです。

というのも、この本は堅苦しい

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【書評】暇と退屈の倫理学_人生に退屈している人へ

【書評】暇と退屈の倫理学_人生に退屈している人へ

元祖ルーティン系ユーチューバーのAKIOBLOGさんおすすめの『暇と退屈の倫理学』を読破しました。

この本のターゲットは
『なんとなく充実しているけど、なんだか暇だし退屈』『日々の仕事やプライベートは充実しているはずなんだけど、なにかが足りない』
という方。

暇と退屈に関して、本気で考察してくれているこの一冊。
本気でおすすめです。

私の個人的メモ
◯『退屈する』は人類が定住を始めたほんの最

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【書評】頭のいい人が話す前に考えていること-結果は話す前に決まっている。

【書評】頭のいい人が話す前に考えていること-結果は話す前に決まっている。

第14回 啓文堂書店 ビジネス書大賞 第一位に選ばれたこの一冊。

安達 裕哉さん著の「頭のいい人が話す前に考えていること」を読みました。本屋さんに行くと高い確率で"おすすめ本"としてピックアップされているため、表紙だけは見たことがある方も多いのではないでしょうか。

この本を読むべき人は、彼女や上司に『君、ちゃんと考えている?』と一度でも言われたことがある人全員です。

そして、その発言に関して

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