week27 ~事業投資~
前回から自己投資→人脈投資の順に解説した。
簡単な流れとして
1.まず自己投資し経営に必要なスキルを身に付ける
↓
2.人脈を広げ、自己投資では補えない知識を身に付ける
の流れで解説した。
そして、今回事業投資について解説する。
まず、結論から述べると「事業を行うならまずは"店舗ビジネス"から」
だ。
何故、店舗ビジネスなのか?
いきなり「オンラインサロン」や「投資ファンドの設立」を考えるのではなく最もやりやすいものを確実に行うことが重要。
店舗ビジネス:美容院、カフェ、エステサロン等
しかし、店舗ビジネスにはセンスを問われる部分も多い。
では、店舗ビジネスに必要な"センス"とは一体何だろうか。
コンセプト
・コンセプトは○○専門店/○○のお店などしっかり区切る。
世の中、多種多様な飲食店で溢れかえっている時代で
お店のコンセプトや料理のジャンルなどが視覚的に判断できた方が
お客様が迷わずに済み、新規顧客の獲得にも繋がる。
例.看板に取り扱っている料理のロゴを入れてみる
(唐揚げが食べたい→唐揚げのお店)
立地
・立地はチェーン店がある場所から50m以内の物件/UBER等のデリバリーで稼げる商圏
飲食点や美容室は立地が勝負といわれる時代。
飲食店は大手が出店する前に多額の調査費用をかけ立地の調査を徹底的を行っているため大手チェーンの付近の立地はリスクが減る。又、近年、UBER等のデリバリーを専門とした飲食店も多数増えてきている。
物件
・店舗事業は居抜き物件を選ぶ
店舗事業は立ち上げからやろうと思うと機材等を揃えるのに莫大なコストがかかってしまう。加えて、新規で店舗を立ちあげても次の日には価値は下がる。
・過去売上情報は無視
過去の売上情報はあくまで「過去の情報」であり信憑性にも欠ける場合が多い。あくまで自分でやってみて判断する。
・カウンター有りは絶対条件
一人を入店させることができれば後日来店した時、複数人連れて来店するケースもあるため。カウンター席の仕様は対面の方がよい。お客様とのコミュニケーションもとりやすい。
・席数20席以内の一人運用が条件
アルバイトも入れず一人でキッチンからホールまで全て一人で行う。
席数20席はあくまで飲食店の場合であり、他の店舗事業も同様基本的に一人で運用できる席数にする。
契約
・店舗解約事前告知期間が半年以内の物件
店舗解約事前告知:事業が上手くいかなかった場合不動産屋に事前に退去の告知をしなければならない。
稀に12か月のケースがあり、12か月の場合閉業したとしても残りの期間借り続けなければならないため注意。
・オーナー契約で25万円の6ヶ月保証/オーナー取り分は利益の30%、投資回収後は50%配分
事業を始めて最初の方は、来店数もあがらず不安になるため事業を始めてから最初の6ヶ月間は保証期間を設ける。社員雇用は気軽にやってはいけない。
例.A店とB店で雇用契約を結んでしまうとA店の経営が上手くいっていない場合B店に異動してもらったとしてもB店で人件費がかさみB店にも影響し潰れる可能性があるから。
価格
・セット販売価格の設定
マク〇ナルドのようにセットメニューを設ける。
ことで「単品を頼むよりもセットで頼んだ方がお得」と感じる価格を設定する。
・個数で設定できるメニュー
一人で来店しやすいお店なのにも関わらず頼んだ後に量が多すぎて食べられないということがないように個数を設定できるメニューを設ける。
・サブスクリプションサービスを準備
月額8,000円でコーヒー飲み放題のカフェ
月額10,000万円で2時間ドリンク飲み放題の居酒屋
等サブスクリプションサービスをおくことで来店のきっかけにも繋がる。
・相場よりも20%高く設定する
競合よりも価格を下げるのではなく、引き上げた価格に見合う
サービスを考える。価格競争は大手チェーンには適わない。
メニュー
・同一材料メニューの開発
例.唐揚げ専門店の居酒屋の場合
鶏肉を大量に仕入れるため鶏肉を使用したメニューを多く設け
原価率を下げる。
認知
・口コミで広がる(デカ盛り、見栄えがよい、料理が提供されるまでの演出等)メニューを設ける。
インスタグラム等のSNS映えするような撮影スポットを設置
最も新規顧客の獲得に繋がりやすいのがSNSでの口コミ。
リピート
・オーナーがお客様と繋がる
オーナーとお客様が繋がることでお客様の中で料理の内容やサービスではなく「オーナー」を求めて来店するようになる。
例.チンチロ交流
お客様とオーナーでチンチロ勝負をしゾロ目がでたらドリンク1杯無料、でなければテキーラ1杯飲ませる等。
・アロマやマウスウォッシュの徹底
入退店時、お手洗い利用時等に良い印象を持って頂けるような
配慮を徹底する
その他の施策
・定期的なお客様とのイベント開催(BBQ、女子会)
「人はお店には来ない。人に来る」という言葉の通り
「○○のお店の△△さん」ではなく「△△のいる○○のお店」という
認識でなければならない。
例.BBQオフ会を通じてお客様と交流する。
交流したお客様が周りに紹介する。
→広告宣伝費が要らなくなる
・インスタグラマーブランディングの徹底(ブランディングの獲得)
拡散力のあるインスタグラマーに施術料と引き換えにインスタグラム用のフォトコンテンツや動画コンテンツを撮らせてもらう。何故、インスタグラムなのか。今の情報のファーストタッチはTVではなくSNSの方が圧倒的に早く、SNSの中でもインスタグラムは日本は画像や動画等のビジュアルコンテンツに優れている。
・付加価値(雰囲気・体験・エンターテイメント)
価格を相場よりも高くする。相場の価格との差を「雰囲気・体験・エンターテイメント」の差で補うことで競合との価格競争にも巻き込まれない。
体験や雰囲気の施策はかかってしまうコストが大きい。
しかし、潰れていく店舗事業に共通しているのは
案外、エンターテイメントが不足していることが多い。
例.美容院の場合
・来店したお客様にデフォルトでシャンパンを提供する。
・好きな香りを一つ選んでもらい、選んでもらったアロマを焚く。
他にもお客様の詳細な部分を顧客データベースにて管理し
次回来店した時、顧客データベースを元にサービスを提供する。
以上、皆さんも是非活用してみてください!!
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