意志が弱いと感じたら それはがんばってきた証拠

「私は意志が弱いから...」

このような思いを抱いたことはありませんか? ダイエットに失敗したり、食べ過ぎてしまったりした時、自分を責めてしまうことは少なくありません。しかし、ここで重要な視点をお伝えしたいと思います。

もし、あなたが意志力が弱いと感じることがあるとすれば、それこそが「あなたがこれまで頑張ってきた証拠」なのです。

どういうことでしょうか?

私たちの意志力は、筋肉のようなものです。使えば使うほど疲れてきます。そして、日々の生活の中で、私たちは知らず知らずのうちに、たくさんの場面で意志力を使っているのです。

  • 怒りを感じても、それを抑えて穏やかに対応する

  • 悲しくても、周りに心配をかけまいと笑顔を作る

  • 疲れていても、やるべき仕事をこなす

これらすべてが、意志力を必要とする行動です。

つまり、あなたが意志力が弱いと感じるとき、それは単に意志力を使い果たしているだけなのです。言い換えれば、あなたはその時点まで、懸命に頑張り続けてきたということです。

だから、こう言えるのです。

「あなたの意志力が弱いのではありません。あなたはこれまで本当によく頑張ってきたのです。」

自分を責める代わりに、これまでの努力をねぎらってあげましょう。

「よく頑張ってきたね」 「ここまでよくやってこられたね」 「自分のことを大切にできてえらいよ」

このように、自分自身に優しく声をかけてみてください。

意志力が弱いと感じる自分を責めるのではなく、それを自分の努力の証として受け止めることで、より健康的で持続可能な自己受容の道が開けてくるはずです。

この視点の転換は、「ダイエットしない勇気」を持つ上で非常に重要です。なぜなら、自分を責めることなく、ありのままの自分を受け入れることができれば、食べ物に頼って感情を抑圧する必要がなくなるからです。

あなたの意志力は決して弱くありません。むしろ、日々の生活の中で懸命に使われ、消耗しているのです。だからこそ、時には意志力を休ませ、感情を素直に表現することが大切なのです。

自分を責めるのではなく、労わり、認め、受け入れること。それが、真の意味での「ダイエットしない勇気」につながるのです。

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