「幸せな小太り」への8つのステップ【はじめに】①~⑥まとめ
【はじめに】
ダイエットの不都合な真実
「やせることができたら(あるいは、体重を増やすことができたら)、理想の体型になれたら、どんなに人生が楽しくなるだろう」
と感じている人は多いと思います。でも、現実には、たくさんの人が食べること、やせること、太ることに苦労しています。自分の体型に自信をもって幸せになりたいと思っているのに、自分の体型に自信を持っている人はごくわずかです。自分の体型に自信を持っている人でも、厳しいトレーニングやストイックな食生活をしなければ、その理想の体型をキープできないという怖れを抱えているのかもしれません。
また、世の中には「ダイエットの方法」について、たくさんの本がでています。でも、〇〇ダイエットというブームがやってきて過ぎ去っていく、の繰り返し。情報が溢れすぎて、どんなダイエット法をすれば望む体型を手に入れて自分に自信を持つことができるのか、もはやよく分からなくなってしまった、というのが実情ではないでしょうか。
そういった様々な「ダイエットの不都合な真実」について考えるために、私はこのnoteを少しずつ書いてみることにしました。
わたし自身も、ふとした瞬間に「やせなきゃ!」の不安に襲われることがあります。その怖れから、ずぶずぶとダイエット沼にはまってしまわないよう、抜けだせるように仲間を増やせたらと思っています。
トップレベルの高校生の女子サッカー選手をサポートしていた時のこと。
「やせたい!」「足が細くなりたい!」年頃の女の子達の中には、トップレベルでサッカーをする女子高生達であっても例外ではなく、そのようなことを口にすることがありました。
「やせたい、じゃないよね?」
「、、、はい。絞りたい、です。」 みたいな感じ(笑)
「やせたい」と言葉にしてしまうと、
「食べる量を減らさなければ」と思いがち。
やせたい、という言葉を使うのではなくて、もっと他の相応しい言葉を使いたい。
「食べて、絞る」
「食べて、整える」
「食べて、癒す」
「食べて、愛する」とか。
みなさんにとって「食べて、〇〇になる」という〇〇には、何が当てはまるでしょうか。ぜひ、しっくりとくる言葉を見つけたいですね。
食べる量を減らすと、動く量が減る。
動く量が減ると、筋肉量や骨も弱くなる。
これは避けられないこと。
「やせたい」と口にすることが=虚弱体質づくり、に繋がってしまうのでは、元も子もないですよね。
I was the fastest girl in America, until I joined NIKE.
ある時、この記事を読んで衝撃を受けたのを覚えています。
アメリカで最速の女性アスリートであっても、周囲からの「やせろ」というプレッシャーによって「からだを壊してしまう」という事実に。
「やせろ」
「やせなさい」
「やせなければ、〇〇できない」等
こういった声によって、「食べる量を減らさなければ…」と、反射的に行動してしまうことがある。そして、いつの間にか「食べることが悪いこと」のように思えてしまう。
日常生活の中でも、「最近太った?」「最近やせた?」とか、何気ない会話が聞こえてくることがあります。その何気ないひと言を、自分へのバッシングの武器として使ってしまうこともあります。特に、思春期にはそのような傾向になりやすいかもしれません。
けれども、もしも自分で自分をバッシングしてしまっている癖があるとしたら、それを手放すことを意識したい。周りからのひとつの意見を、自分自身を傷つけることには使わない。
わたし自身の心地よさは、わたしが決める
また、気づかぬうちにそのようなデリケートな部分を傷つけてることがないか、周囲の大人たちは充分に注意したいものです。
ふと「やせなきゃ」と思う
幸せになりたいと願うとき、なんでか分からないけれどまず「やせなきゃ」って思うことがあります。
どうして「やせなきゃ」って思うのか、本当に謎ですよね。
それは本当にやせる必要があるのか?
やせなきゃ、幸せになれないなんて、本当なのか?
っていうか、やせなくても幸せを感じることはできるし、「〇〇でなければ、幸せにはなれない」なんていう思い込みをちょっとずつ和らげていくこともできる。
そして、近い将来にその呪いのような言葉から解き放たれる日もやってくる。ていうか、今すぐそう決めることもできる。
このマガジンのタイトルが「幸せな」そして、「小太り」であるのに興味を覚えた方もいらっしゃることだと思います。
わたしは多くのいわゆる普通体型の女性たちに会ってきましたが、彼女たちの中に幸せを感じるのが得意な人と不幸せを感じる癖がある人がいるのに気づきました。
今の自分を受け入れてOKとするのか、それとも、否定し続けてダメ出しをすることを選ぶのか。わたし達は選択することができます。
どちらを選択するかによって、幸福を感じられる度合いが全く異なるようなのです。
自分で自分を「小太り認定」している
「あと3キロやせたらいいなぁ」
「ちょっと、お腹周りが、、、」
「ちょっと、二の腕が、、、」っていう感じに、
自分の体型について、「あとちょっと〇〇だったらいいなぁ」と思うことがあるのでは?
自分のことを「ちょっと太っている」と認識している人が多いのでは?
実際は、太っていないのにも関わらず、です。
「ぽっちゃり」とか「小太り」なカテゴリーに自分をいれて、気づけば自分自身を批判する習慣を身につけてしまっているのかもしれません。
そのことによって、気づかぬ内に人生を消費しているのかもしれません。
気づけば、ダイエット、リバウンド、ダイエット、リバウンドの繰り返しだけで人生が終わってしまうのかも!!
それでは、あまりにも悲しすぎます。
体型のことを気にする時間が増えれば増えるほど、ダイエットのことばかりに意識を集中する時間が増え、必要のない食事制限をして骨や筋肉を弱らせ、さらには「心までもやせさせてしまう」ということにも、繋がりかねません。
とはいっても、「太りたくない」というのが女性の心情というもの。
自分のことを「ぽっちゃり」とか「小太り」と認識していたとしても、幸せであり続ける方法を探していきたいと思います。
「よく食べて、よく動いて、よく寝る」
日本人女性の多くは、普通体型なのにも関わらず、自分のことを「小太り」「ぽっちゃり」認定しているので、ちょっと油断すると「やせなきゃ!」「ダイエットしなきゃ!」ということに意識をとられがちなようです。
わたしも、気づくと「あとちょっとやせなきゃ」と思ってしまいそうになる。
やせなきゃ、じゃなくて、
「除脂肪量を減らさない!!」
だから、
むしろ、「よく食べて、よく動いて、よく寝る」のマインドを取り戻さなくちゃなんですよね。
幸せな小太り美人たちは、自分にとって心地よい食生活を送って
(無理な制限とかしない)
(巷の情報に右往左往しない)
(自分にとって大切なことを見極める力がある)という感じがします。
愛するパートナー、家族、友人、ペットとの時間、そして何より自分の時間をおろそかにしていない人たちです。
日々の食生活は、幸せを感じるための手段であって、決して心の平安を乱すためにあるものではないということを、幸せな小太り美人たちはよく知っています。
このマガジンが、多くのひとの食生活に対する認識を変え、より豊かで幸せな人生をおくるきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。