そこに残るmono
探してるものは
ここにあるのかな
老人は呟く
若人は笑いながら
馬鹿にしながら
歌う
ここにはないよ
どこにもないよ
あなたの探してるものは
どこにもないよ
老人は
持ってた傘で
空を貫く
どこまで
冷静に
空を貫く
空は貫かれる
空は割れる
水が拡がる
梅雨が生まれる
そこに
見える
何かの尺度のなか
自己の表現は
固定化されるのかな
わたしは老人は
老いてるからいいよ
わたしは若人
しなやかな考えの中に
そんな中にある
固定化された
HATE
だから
HATE
人を馬鹿にしてこそ
私があるの
わたしは
人を馬鹿にしてこそ
存在するの
そんな訳はない
わたしとたにんを
比例して
ひとして
感じとる