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ドウズ 人間的価値。 現代詩。 いとてきな現代評価と匠。

それぞれの扉をぼくは


想像した


それは


当たりでしたか。


日雇いの人達の群れの中


考えながら

考えちゅうになった。


それは
見えなかったり
見えたりするものだろう。


老人は語りだす


ぼくは耳を手で塞ぐ。

けれども
話し出す。

それでも
ぼくは目と耳を塞ぐ。

当たり前だが、

聞こえるよね。

老人の声が



婆さん

婆さん

わたしは
あなたを

愛して

あなたを

見続けて

あなたの人生の作品になりました。

わかってるでしようね。

あなたが人生をかけてつくった

作品が

わたしという生き物です。

あなたが死んでから

寂しいです。

淋しいです。

悲しいです。

それと、

あなたがつくった

わたしという作品は

どうしたらいいですか?


オークションを待つべきですか。

そんなんじゃ

ないでしょう。

わかってますよ。


なら。


あなたの野望をはなしてください。


わたしは

婆さんがつくった作品です。


それと


婆さんも

わたしがつくった作品です。


何年も

何十年も

私たちは

知らず知らず

つくってきた

作品を。


だから

あなたに

いいたい。

わたしの

作品としての価値を

婆さんが

端正込めて

つくってきた

人間の価値を。。





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