ある日突然うつになるわけではない

気がついたら会社にいける体調ではなく休んでしまう、気がついたときにはもう会社に全く行けなくなっていて休職してしまった、突然休職に入った。突然だったからどうしようもなかった。だから、いつ調子が悪くなるのかがわからない。そんな思いをもつあなたへ。

今日のポイントは、身体や心が出しているサインを見逃さない、です。

私が休職に至ったのは、下痢がとまらなくなってしまったということが最終的な原因です。電車通勤だったのですが、電車に乗れなくなってしまったわけです。それがある年の３月。

思い返せば、その前から不調は続いていました。部署移動したのが前の年の１１月なのですが、どうしても新しい仕事を覚えられない。頭が回らない。あまりにもおかしいので、上司に相談したのが、休職する二か月ほど前です。

もう少しさかのぼれば、前の部署にいた休職前年の９月は、体調不良で既定の半分くらいしか出社できていません。出社しても眠気に耐えられず、こっそりと食堂で寝ていることがありました。大事な会議でも寝てしまうことがありました。きちんと寝られていなかったわけです。
夏頃は、かなり無理をして働いていました。残業も何時間やったかわからないほどです。その頃にめまいがひどくて、一度、病院を受診しています。薬を飲んで少し落ち着いたので、それで流してしまっていました。

めまい、不眠、頭の回らなさ・・・。これだけ身体はサインを出してくれています。でも、私はそれらをスルーし続けました。何かおかしいけど、無理をすれば何とかなってしまうんです。最終的に、身体が会社に行かせない手段をとり、私はなんとか救われました。

これを読んでくださっているみなさん。
自分の身体と心に少し目を向けてみてください。今、調子が悪いかもと思っている方は、決して無理をせず誰かに相談してみましょう。
そして、会社をお休みされている方は、今後はサインを見逃さないように、一度ご自身のサインを振り返る機会を設けてみてください。
無理ができてしまうからこそ、厄介です。ただ、突然悪くなるものではないので、未然に防ぐことは可能です。

この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。
そして、みなさまのうつが少しでもよくなることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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