上司に相談して諦めたことはありませんか
上司とのコミュニケーションがうまくいかなかった。だから、本を読んで知識を得た、リワークで学んだ、コミュニケーションの勉強会で学んだ。だけど、実際の職場なんてそんな甘くない、周りだって変わらない、結局戻ったって同じことになるだけ、そんな思いでいるあなたへ。
今日のポイントは、相手に期待しすぎずに行動してみる、です。
私が以前働いていた会社の話です。
私が所属していた製品開発の部署は、その会社の中ではかなりハードな部署でした。チームリーダーには上層部からしょっちゅうメールで仕事の依頼がきて、それがチームの関係者に転送され、読んでおかないといけない。仕事の内容もハードルが高く、締め切りもタイト。基本的にリーダーはぶつぶつ言いながらも、うちのチームしかできないやろと仕事を引き受ける。そんな感じでした。
#それを知ったのは異動した先の仕事量が少なかったからです
#これで同じ給料だったなんてとバカらしくなりました
その部署にいたときの出来事です。私は小さな開発プロジェクトのリーダーをすることになりました。計画はめちゃくちゃタイト、人員も限られる、営業からの要求は高い、そんな状況で毎日夜中まで残業していました。ある日、計画に間に合わないそうにないと上司に相談にいったときのことです。「人、モノ、金の何が足りないのか説明しろ」と言われました。私は、どう返せばいいのかわからず、というよりも、その言葉に愕然として「わかりません」とだけ残して席に戻りました。
#まじで凹んだ
なぜ私は愕然として席に戻ったのか。それは、上司の「人、モノ、金の何が足りないのか説明しろ」を、「上司は協力してくれない、わかってくれない」という意味に捉えたからです。
#冷酷な上司にしか思えなかった
実際、私はとても困っていました。初めてのリーダーで進め方がわからないことだらけ、知識もない、人も足りない、残業が続いて身体も心もしんどい・・・あとから考えれば、そのことを素直に言ってみればよかったと思います。ただその一方で、ずっと引っかかっていたのは「言ったところでわかってもらえないだろうな」という思いでした。
これは多くの方がぶつかる壁なのではないかと思います。本を読んで知識を得た、リワークで学んだ、コミュニケーションの勉強会で学んだ。でも、実際にはそううまくはいかないよね、会社はそんなに甘くないよね、と。
「言ったところでわかってもらえないだろうな」を、「言ってみて、もしわかってもらえなくてもいいから、言ってみる」と置き換えてはどうでしょうか。
そのときに、上司が何か考えてくれるかもしれない、それを聞いた周りの人がなんとかしようとしてくれるかもしれない。もしかしたらその瞬間は何も変わらないかもしれないけど、仕事をする姿をみて、誰かが力を貸してくれるかもしれない。そして何より、言えた自分が、そういう状況の自分なんだなと認識できます。でも、行動を起こさなければ、何も変わりません。諦めた私には、何の変化もありませんでした。むしろ、上司を信頼できなくなり、自ら袋小路に入りました。
何か行動を起こしたときに、変わるとは限りません。ただ、何もしなければ絶対に変わらない。自分が起こした行動に対して相手が何かしてくれるものだと期待せず、行動してみてはいかがでしょうか。
私もやってみます。あなたもやってみてくださいね。もちろん、無理のない範囲で構いません。
この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。そして、みなさまのうつが少しでもよくなることを願っています。最後までお読みいただきありがとうございました。
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