復職後、元のように働けないという焦りにどう対処するか
復職したけど以前のように働けない。元のようにしっかり働けると思っていたのに。もうよくならないんじゃないか。この先どうなってしまうのだろうなど、復職後に不安を感じる方もいらっしゃると思います。
・回復には、それ相応の時間がかかると思っておく。できれば、回復には年単位はかかると考えるくらいの余裕をもつ。
・新しいやり方で結果を出していく。
ということをおすすめします。
前回の記事にも書きましたが、感覚的なことでいうと、私は病前ほどバリバリ仕事をできる感覚を取り戻すことはできませんでした。ただし、時間はかかりますが、ある程度はできるようになります。私の場合はこれも感覚ですが、一年半くらいで大体七割戻ったかなという感じでした。
#キレキレな感じがどうしても戻らなかった
#もともとキレキレだったのかもわからない
体調が悪くなった→休職した→体調がよくなった→復職した→バリバリできる、には無理があります。なぜなら多くの方は、体調が悪くなっていく→休職する、という過程で長く時間がかかっていて、心身ともにいろいろなダメージを負っているからです。
スポーツ選手がケガをしたときのことを想像してください。ケガがよくなった→復活した→元のようにバリバリできる、とはいかないはずです。ケガをするまでに、それまで使ってきた場所に疲労がたまっていたり、無理がきていたりするわけです。
#突発的な骨折みたいなケガは別として
ですから、しっかりとリハビリに時間をかけ、練習試合で調整し、少しずつ試合に出て戻っていくわけです。
仕事も同じです。まずは、ゆっくりと時間をかける必要があります。
そして、試合に出ることができるようになった後、スポーツ選手は元のようなプレーはできないけど、工夫して乗り切ることが多いと思いませんか?
野球選手のピッチャーであれば、速い球は投げられなくなったが変化球やコースを投げ分け対応する。サッカー選手であれば、走るスピードは落ちてしまったが、周りをうまく使うパスや指示を出すような新しいプレースタイルで対応する。といったように。
仕事でも同じことで、自分が想像する元の姿には戻れないとしても、新たな自分の仕事スタイルで対応していけば、同じような結果が出せるはずです。
元のように一人でアイデアが浮かばなくなったのなら、他の人の意見をたくさん聴いて、それを元にアイデアを考えていく。一人でこなせる仕事量が減ってしまったなら、周りに協力をしてもらいながら進めていく、といったように。
よくないのは、できない自分を責めること。これは体調を悪化させるだけです。
能力がすぐに戻らないのは当然です。ゆっくり、できれば年単位で考えましょう。そして、復職しているあなたが、仕事ができないからと今すぐクビになることはありません。
自分の中で折り合いをつけながら、回復を待ちましょう。時間はかかりますが、必ずある程度できるようにはなります。そして、ある程度以上を補うのは新しい自分です。
今回の記事と前回の記事にはつながりがありますので、よければ読んでみてください。
みなさまのうつがよくなることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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