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テクノロジーで社会課題を解決する
テクノロジーは人間生来の力以上の能力を提供してくれます。
こんなニュースが目に留まりました。
ようは、
音声データをAIで解析して、森林の違法伐採を検知する、
という話です。
いろんな音の中でかぎ分ける、というのは面白い取り組みです。
以前に、Googleも同じような試みをしているので紹介しておきます。
こちらも舞台はアマゾンで、既存の中古品を使ってお安くかつ、現地民族の方々が使いこなしているのが持続可能で素晴らしいイメージを持ちました。
それまでは、人的なパトロールで対応していたのが、音声技術で不自然な音を検知することを任せる。それによってパトロール時間を減らすことが出来て家族と過ごせる時間が増えた。
これはテクノロジーの模範的な使い方ですね。使われるのでなくあくまで人類の幸福のために使い倒していくのが健全だと思います。
森林伐採については過去から長年警鐘を鳴らされている印象です。
こちらに2020年の調査結果が公開されていましたので、個人的に重要と感じた個所を抜粋します。
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![](https://assets.st-note.com/img/1663198707781-UfYOFd3QuG.png?width=1200)
熱帯雨林は南半球に集中し、1990年以降で、南米では消失率は減少しているもののアフリカ大陸ではむしろ消失率が増加しています。
なんとなく冒頭のアマゾンばかりが取り上げられますが、アフリカ大陸ではむしろ悪化していることまでは恥ずかしながら知りませんでした。
もちろん人為的なものだけではなく、例えば気候変動といった複合的な要素もあろうかと思います。
あとは逆に、消失を防ぐ以外に、テクノロジーを使った植樹活動もすすめられているようで、こんな取り組みを見つけました。
ドローンを使って植樹活動をAIで自律化して毎分120個の種をまくプロジェクトです。
これはダボス会議で有名な世界経済フォーラムがスポンサーとして進めているようです。
WWF試算によると、毎年27のサッカー場相当の森林が消滅しているそうで、このような日常的な例えを使うと危機感が高まります。
そういったなかで、この植樹活動は希望が持てます。2060 年までに 5,000 億本の植樹、という分かりやすい定量目標があるのもいいですね。
ドローンにも空中だけでなく水中型も最近よく耳にするので、水中での植藻活動にも応用できそうな印象を受けました。
逆にもっと高度のデータとして衛星データもこれから精度が高くなるので、可能性を感じます。
例えば国内の事例(こちら)で、湾岸の海上ゴミを衛星データで可視化して清掃活動を効率化する、というものが既にあります。
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いずれにしても、今後のテクノロジーと共に歩むうえでは素晴らしい活動と感じました。
今後もこういった新しい試みを積極的に紹介していきたいとおもいます。