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【書評】佐久間宣行『佐久間宣行のずるい仕事術』--サラリーマンとしての自由とは
佐久間宣行のnobrockTV を見ていて、ナダルのドッキリやみりちゃむの罵倒の動画が面白すぎて、これを作っている佐久間さんてどういう人なんだろう、と思って読んでみた。
結論から言えば、めちゃくちゃちゃんとした人である。社内の、特に先輩たちの面子を潰さないように気を配る。人の悪口は言わない。打ち上げなんかの付き合いは悪いが、そのぶんしっかり会議で良いアイデアを出す。ハラスメントの事案を目撃すれば、隠蔽するのではなく問題化する。
そうやって会社の質を上げ、同僚や演者達との信頼関係を深め、会社員としての自由度を上げていく。
会社員であることとアーティストであることは矛盾するのではないかと僕は思っていたけど、そうでもないことをこの本で知った。確かに、僕も会社に勤めているし、クライアントもみんな会社員なのだから、こういった本はすごく役に立つ。