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建国記念の日(2月11日)の「砂かけ祭」と子供の頃
もうすぐ建国記念の日ですが、その日に行われる
奈良の奇祭と呼ばれる「砂かけ祭」をご存知でしょうか?
それは奈良県の北西部、河合町の廣瀬大社での祭典です。
当社の御祭神は水を司り、豊かな稔りを授けて下さる御饌神です。
この祭典の正式名称は「お田植祭」ですが、砂を雨に見立てて掛け合うことから「砂かけ祭」と呼ばれるようになりました。古くは延喜式祝詞にも残る「大忌祭」の中で行われていた一行事が現在に継承されています。
祭典日は2月11日(建国記念の日)。
午前10時30分から「殿上の儀」、午後2時から「庭上の儀」の2部に分かれています。
祭典は厳かな祈りの場でありながら、その後の奉仕者と参拝者が砂をかけ合うことで五穀豊穣となる雨水の恵みを大神様に願います。
また、参集したそれぞれが神事に奉仕し砂にかかることで、厄除けを願う祭典でもあります。
牛役や田人に対して
カッパやゴーグルで肪御した参加者が
必死で砂をかけ合うお祭り。
それは、子ども達にとっては、公認された悪ふざけ。
冬の縮こまった体と気持ちが
この日だけは、
ノビノビと解放される。
それが、砂かけ祭り!
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現在は、ここを離れましたが
この地で生まれ育った私は
子供の頃は、毎年のように参加し砂をかけ、
撒かれる餅を、必死で奪いあっていました。
河合町には、古墳は沢山ありますが、
鹿も居なければ、都の跡も無い奈良です。
映画館はもちろん、本屋も無かったです。
祭日の建国記念日、学校が休みなことがが嬉しくて
その意味を考える必要もありませんでした。
夕方のニュースでは、ほんの2~3分
このお祭りが紹介される事が、よくありました。
何も無い田舎の子供にとっては
少し誇らしくもありました。
それは、特別なニュースを放送する必要の無い
平和な日常だっと、今は思っています。