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スタバに行けるようになった話

高校の時までは、スタバなんてお金持ちの飲むものだと思っていました。なのに気付けば地元の駅前に三つもスタバがあります。しかも、どの店舗も決まっていっぱいなんです。

初めてスタバを飲んだのは、高校二年の秋。ダークモカチップフラペチーノでした。
常にダイエットをしている私は、ああ、こんなもの一杯でもう一日の半分のカロリー摂取しちゃったよ…と病んでいましたが、それがまた美味しいんですよね。ハマりました。

それまでスタバに近付かなかった理由の一つに、コーヒーが飲めないことが挙げられます。コーヒーはもちろん、カフェオレ、カフェラテ(違いがよく分かりません)、ついでに紅茶も飲めないというカフェ不向きな私が初めてスタバに行った理由は確か高校の友人が行こうと言ったからだったと思います。

そこでダークモカチップフラペチーノに出会い、その後秋になり「何とかマロンフラペチーノ」という飲み物が出ました。次はそれにハマり、スタバに通いまくっていると無料券?が出てきて次は一番大きいサイズのマロンを注文しました。

寒い地方出身の私からすると、秋のフラペチーノは寒すぎます。駅から家が近くて良かったです。そうこうしているうちに冬になり、フラペチーノは卒業、私の飲める物は無くなりました。そして、春になるとバナナを一本丸ごと使ったフラペチーノが出て、さすがに並びましたね。懐かしい。

高校を卒業すると、やっぱり節約しようということでスタバはまた卒業。学業に専念しました。

そして、社会人になりコロナ禍になった職場の先輩が
「どこにも行けないからスタバのドライブスルー行くしかないねん」
と言ってきました。なぜなら職場の裏にスタバがあったからです。

こうして再びスタバに訪れた私ですが、去年初めてスタバのドライブスルーを体験しました。大きなボードに「ゆずシトラスティー」の名前があり、これなら私でも飲めそうと注文。感動の味でした。

ここで私は気付きます。

「あれ?意外とティーもいけるんじゃない?」

と。ただ、私は一途すぎる女なのでゆずティーにハマるとそれしか飲めなくなってしまいます。仕事終わりに毎日ゆずティーを買いに行った事は、良い思い出です。

そして一年後である今年。

一年ぶりにスタバに行きました。ゆずティー目当てで行ったのですが、なんと「キャラメルアップルルイボスティー」という文字を目にしてしまい…

しばらくはキャラメルアップルルイボスティーしか飲むことが出来なさそうです。

こうして見るとコーヒーを飲めない私は意外とスタバとともに人生を過ごしている気がします。


高校の時はお金持ちの飲み物だ、なんて思っていましたが私は飲み物が大好きです。スタバなんか買おうものなら一瞬で飲み干してしまいます。それなのに一杯500円くらいしますよね。そう考えるとお金持ちの飲み物なのかもしれません。

ですが、最近はあの味を作り出してくれるスタバと店員さんに感謝するようになりました。高いから買わない、では無く、美味しい物を作ってくれてありがとうと思うからお金を払うみたいな感覚ですね。

ちなみに私は一日中コーヒーを作り続けることや、色んな種類の飲み物の作り方を覚えることや、行列の中一人一人に笑顔をプレゼント出来る自信はありません。

来年の私はスタバで何を飲むのかな、なんて考えながら今日もキャラメルアップルルイボスティーを一瞬で飲む私でした。


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