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第53椀 冷汁(ひやじる)
初出:2018年8月7日
<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから
「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。
味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁をいただく習慣を復活させるべく、活動の場を広げています。
私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。
テーマ:困ったときはこんなお味噌汁で
「冷汁(ひやじる)」
夏真っ盛りのこの時期、キュウリが取れすぎて困ってしまう。また、いろんなところから貰ってしまってどうやって消費していいのか困ってしまう、、という話をよく聞きます。我が家でもキュウリはサラダ、酢の物、漬物、炒め物はもちろん、お味噌汁にも入ります。本日はキュウリたっぷりの残ったお味噌汁で作る冷汁を紹介します。
冷汁は宮崎県の郷土料理ですが、残ったお味噌汁をひやごはんにぶっかけて食べるというのは、古くは戦国時代から簡単な食事「汁かけ飯」として全国的に行われていたそうです。
ただ残ったお味噌汁をかけるよりも、キュウリと青シソのスライス、すりゴマ、鰹節(味をみて必要なら味噌も)を加えて冷蔵庫に入れておくだけで、食感も風味も増します。今回はひやむぎにぶっかけてみました。二人分の朝と昼で、キュウリ3本消費できました~。
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「冷汁(ひやじる)」
出汁:昆布水
具材:エノキタケ、キュウリ、豆腐
+キュウリ、青シソ、すりゴマ、鰹節
味噌:手前味噌(米麦混合麹)
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