バレンタイン マーケティング 傾向と対策
今年は、「低価格商品の企画モノ」と僕がカテゴリーしている、「8個で1000円デザイン重視で中身はチロルチョコクオリティーの商品」の商品群が成熟期を迎えています。
「低価格商品の企画モノ」が、これだけ流通するようになるということは、各社のマーケティングが機能していないと僕は判断します。商品を売るには、難しい時代になっているいうことの証とも言えます。
実際に僕の周りのバレンタイン交換のメインが、キットカット、ブラックサンダーなどだけでなく、アソートのお菓子全般の詰め合わせになっているところを見ると、「低価格商品の企画モノ」は間違っていないと思います。
売り切り御免の1〜3年程度でブランドを入れ替えていく戦略以外ではこのモデルは成立しないんですよね。ブランドが育たない。というかブランドを育てる気もないんでしょう。
見た目が可愛い8個1000円のチロルチョコクオリティー。何度もリピートしたいと思う人がどれだけいるだろう?同じカテゴリーなら、同じものよりも目新しいものを購入する人が圧倒的多数なんじゃないだろうか。
だから僕はこのカテゴリーには参加しません。
だって、最終的にライバルがキットカット、ブラックサンダーになってしまいますから。
こんな視点で、他社商品を見ていくことが、流行分析や長く愛される自社商品開発につながって行きます。