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【消滅の危機⁉】湖北に伝わる謎の神事
こんにちは、関西在住の大学生T.Y.です!
突然ですが、「太鼓踊り」はご存知でしょうか?
もしかしたら知っている方もいらっしゃるかもしれません。
それ自体は主に西日本にまばらに存在していますが、当然、「なんじゃそりゃ!」「なにそれおいしいの?」って思う方の方が圧倒的だと思うので説明すると、「太鼓踊り」とは、
太鼓や羯鼓を打って群舞する民俗芸能のことで、とくに西日本一帯では踊り手たちが太鼓を腹のあたりにくるように肩からさげて両手のバチで打ち、作り花や飾りのついた竹などを背負って踊る、「風流(ふりゅう)」系の太鼓踊りが特徴とされる。
~「伊吹山麓の太鼓踊り」より引用~
つまり、その名の通り、太鼓を前に抱えて打ちながら踊ることです。
では、何のために踊るのでしょうか?
踊りの目的は、雨乞いの祈願や返礼のためであることが多く、滋賀県内に伝わる太鼓踊りも多くは雨乞い踊りとして奉納されている。
~「伊吹山麓の太鼓踊り」より引用~
つまり、主に雨乞いが目的ということです。他には僕の地元の太鼓踊りの場合は、東本願寺の再建を祈る目的もあったそうです。
ここからは、僕の実体験に基づいてお話ししていきます。
練習の楽しみはアイス
僕が生まれ育った地区では幸いなことに太鼓踊りがありました。ほんとに珍しいことで、町内のほとんどの人はこれを知らないし、僕自身も小4で20年ぶりに再開するまで知らなかったので、同じ地区の出身でも知らないまま育った人も少なくないのはないでしょうか。
先述の通り、小学4年生のときに太鼓踊りが20年ぶりに再開されました。女人禁制で、小学生の男子だけが踊ります。
練習は3,4か月くらい前から始まり、平日の学校終わりの夜と土日のどっちかの、週3,4回のペースでありました。本番が近づくにつれて練習回数も増え、練習場所も公民館から実際の舞台である神社に移り、太鼓を打ちながら練り歩いたり、踊ったりと、小学生であれは大変だと今でも思います(笑)
頭をぶんぶん回しながら踊る演目もあるんですが、頭に30cmくらいの羽をつけて、十二単のようなかなり重い衣装を着るので、ほんとがむしゃらに太鼓打ってました(笑)
正直、そのときはほんとに面倒くさいなと思っていました。楽しみは練習後にご褒美でもらえるアイスです。もはや、それ目当てで行っていました(笑)
今となってはほんとに数少ない人しかできない貴重な経験だったと思います。
最後の太鼓踊りと地元との関わり
小6のときにもご縁があって地元の多目的ホールで踊りを披露させていただきました。
このときは2回目ということもあり、練習にも熱心に取り組みました。
それから、中学生になって他学区の友達も増え行動範囲が広がっていくにつれて、段々地区の中での関りが薄れていきました。これは結構誰にでも想像できることではないでしょうか。田舎でも今の子たちはそれほど地域に密着していないと思います。
高校生の頃には地区の運動会も賛成多数で廃止されたと聞き、とても寂しい気持ちになりました。
このように、田舎でも地域の繋がり、コミュニティが薄れつつあるのを感じます。
今僕にできることは、このような形で少しでも皆さんに知ってもらうことです。
興味を持ってくださった方は、ぜひ「太鼓踊り」で調べてみてください!
また、よろしければ皆さんの地元の変わった祭りや風習などがあれば気軽にコメントしてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!