#短編戯曲
【超短編戯曲】秋休みくん リターンズ(300字)
春休み「ああ、毎日まだ暑いのに、夏休みくんはどうして楽しそうなの?」
夏休み「それは、暑いからさ。」
冬休み「いいな、僕なんていつも寒い思いをしてるよ。」
夏休み「もっと季節をエンジョイしちゃいなよ、ウィンターヴァケーション。」
秋休み「休みがあるだけマシだよ。」
夏休み「君たち、そんなことで悩んでないで、もっと輝こうじゃないか。」
秋休み「どうして?」
夏休み「だって、太陽がまぶし
【超短編戯曲】秋休みくん(300字)
春休み「もうすぐ冬休みだね。」
冬休み「楽しみだ。」
秋休み「あの前々から思ってたんですが、休みを少し分けていただけないでしょうか?」
冬休み「秋は過ごしやすいから。」
秋休み「そんなこと言ったら、春休みはどうなるんですか? 私に引けをとらないくらい過ごしやすいじゃないですか?」
春休み「確かに。」
秋休み「でしょ?」
春休み「夏休みくんはどう思う?」
夏休み「いいんじゃん、どっち
【超短編戯曲】猫の手も借りたい(300字)
助手「先生、ついに猫の手を借りる実験に成功しました。」
先生「実験が成功するとは、犬も歩けば棒に当たるだな。」
助手「そんな実験は犬も食わぬと言ってた、犬猿の仲の研究室の奴らいい気味だ。」
先生「そんなもの負け犬の遠吠え。」
助手「これで私も一犬前としてやっていけます。」
先生「この研究室の成果は私の手柄だ。犬が西向きゃ尾は東。尾を振る犬は叩かれずと言う、ここはひとつ。」
助手「私はこ