会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方
こんにちは!こうへいです。
今月2冊目のアウトプットをしていきたいと思います。
さっそく参りましょう!
今回の本
今回の本は『会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方 NISA対応』(中桐啓貴/クロスメディア・パブリッシング)です。
7年前の本ですが、結論から言うと株式投資の仕組みなどが分かりやすく書かれていて、理解も容易にできました。これから投資やお金のことを学びたい!という人には大変おすすめの本になります。
本の内容
「投資」と「給料」で着実にお金を増やす方法。前半で基本的な投資理解。後半では実践編として、忙しいビジネスパーソンのための「投資してお金に働いてもらう」ためのポイント(上手な投資先の選び方)を伝えている。
(「BOOK」データベースより)
ここからは僕がこの本から学んだものを、ピックアップしてアウトプットしていきます。
①株式会社の仕組み
上の図は世界で最初の株式会社である「オランダ東インド株式会社」の仕組みを図化したものです。
航海→香辛料獲得→帰港→株主への配当→内部留保の増加→設備投資、社員教育→航海というサイクルでどんどん会社が成長していきます。
企業が利益を上げ、剰余金(株式資本の一部)が増えると株価が上がり、反対に剰余金が減ると株価が下がります。
黒字の場合は純利益が剰余金に入り、赤字の場合は出ていきます。
例え純利益が予想より少なく株価が下がったとしても、赤字でない限りでは金庫の中のお金は増えているので株主にとってはプラスとなります。このように株価がどれだけ増えるかだけではなく、貯金にも注目することが大事です。
②株の原価と定価を知る
株価というものは会社の金庫の中にあるお金と将来稼ぐ(だろう)お金を足したものを言います。つまり、原価と定価(予想)が存在するということです。
株価=会社の金庫の中のお金+将来稼ぐ(だろう)お金
図で表すと次のようになります。分かりやすくするため牛丼で例えています。
株式投資には2段階のプロセスがあり、
1段階目は「会社の金庫の中にあるお金=株主資本を把握すること」
2段階目は「その金庫の中にあるお金がどのように増減しているのかを把握すること」です。
この本では2013年3月決算時の日立の株価を用いて説明しているため、そのまま使おうと思います。
2013年3月決済 430円→株の原価
2014年2月 800円で推移
つまり、800円−430円=370円→将来稼ぐだろうお金と考えられます。
この370円の差が大きければ、将来の業績に対する期待度が大きいと言えます。
例えば、日立の株を1株800円で1000株買ったとします。
800円×1000株=80万円
そこで業績とは関係ない事由で800円から500円に下がったとします。
500円×1000株=50万
80万−50万=30万損することになります。
多くの人は「これ以上下がるのではないか」と考え損切りして売ってしまいます。
しかしここで株価には原価が存在していると知っている人は、「定価が原価に近づいてきたぞ」ということで追加で株を買ったり、そのまま放っておくといったアクションを起こします。原価を知っていることで業績とは関係ない事由で株価が下がっても、安心して寝ることができます。
③株式投資
さて、株式会社の仕組みや株の原価や定価について見てきました。ここからようやく投資の内容に入っていきます。まずは株式投資です。株式投資をするにあたって抑えるべき点を羅列していきます。
・個別株で儲けるには「不景気の時に株を買い、好景気の時に売る」ということを繰り返す
・原価と定価の乖離が大きい株がどんなに高成長で素晴らしい会社に見えても買ってはいけない
・個別株を買う場合は、自分がその会社のビジネスモデルを理解できることが鉄則(どのように会社の金庫の中のお金が増えていくのかを知るため)
・株価は会社の業績とは全く関係ない理由で動くことがよくある
・株価が下がったからと言って、すぐに業績の心配をする必要はなく、最後には必ず業績と連動するのでそれ以外の理由での乱高下を気にする必要はない
・バブルは世界中のどこかで10年に1度ぐらいの割合で起こる
・バブルを回避するには、原価の5倍、10倍の定価をつけている株は買わない
・株式投資をしている限りは必ず急落する場面に出会う(1年に一度)
・株価には必ず底が存在する(底=原価=BPS)
※BPSとは1株あたりの株主資本のこと。つまり、株の原価を表す。
以上の点を抑え、株式投資をしていきます。
投資対象を絞る第一条件は、会社のビジネスを理解できることに加え、儲かっていそうな会社を見分けること。自分の勤めている会社と同じ業種の会社の中から儲かっていそうな会社の株を最低単位で買います。もし同業種で上場会社がなければ、類似会社でもOK。まずは経験ということで手軽に始めていきたいものです。
④投資信託
投資信託には良い・普通・悪い投資信託が存在します。それぞれの違いは次の通りです。
良い投資信託→市場平均を大きく上回るファンド
普通の投資信託→市場平均と同じファンド
悪い投資信託→市場平均を下回るファンド
では、どのようにして良い投資信託を見極めるのか?
答えは、「モーニングスター」などの投資信託の「評価会社」を使います。星が多いほど運用が上手である認識で、5段階評価中3つ星が平均になります。
投資信託を選ぶ際には、最低でも5年間の運用成績を参照し、継続的に良いレーティングがついている「良い投資信託」を買うようにしましょう。売れている投資信託が運用成績が良い投資信託であるとは限らないので注意が必要になります。
また、今後購入したいと考えている投資信託がどれくらいリスクを抱えているのかを最初に知っておく必要があります。では、どのようにして1年間の最大損失額を知るのか?それは「標準偏差」を参考にします。
例えば、日経平均の標準偏差は約20%=1年間の日経平均の変動幅が20%。この振れ幅の2倍までを想定しておく必要があります。つまり、1年間でマイナス40%まで下がっても耐えられる心構えと、例え40%下がっても夜にぐっすり眠れる範囲の金額で投資する必要があります。
また、投資信託を買った後もきちんとモニタリングをし、継続的にアルファ(市場平均より上回っている部分)が出ているか運用体制に変わりはないかなどをチェックする必要があります。
⑤投資の心構え
最後に投資の心構えを紹介して終わりたいと思います。
積立投資で成功するには、長期の思考法を身につける必要があります。
①知識
②経験→疑似体験も有効
③感情の制御→感情の抑制ができなければ損をする
最後に
僕はまだ投資経験がなく、絶賛勉強中の身です。なので知識を学びながら投資経験をしていこうと思います。また、投資やお金に関することもアウトプットしていきます。これからお金持ちになるために頑張っていきます!
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