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28. いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング

こんにちは。コウです。

今回は「いまどきの子に火をつけるメンタルトレーニング」を紹介します。

この本は、コーチングについて書かれた指導者向けの本です。
特に小学生〜高校生を指導されている方、若手社員の指導に苦労されている方、若手教員におススメです。

指導者として選手の望ましい行動をどう引き出すかが書かれています

この本の良いところは、理論だけでなく、実際にどう声をかけるかまで具体的に書かれているところです。


コーチングとは?


知っている方は飛ばしてください。

Coach(コーチ)とはもともと駅馬車という意味があります。
駅馬車(コーチ)とは、人をある場所からある場所へ送り届けるものです。

つまりコーチングは、
人から考えや能力を引き出して、今いる場所からさらに良い場所に移動させる
という解釈ができます。


「なぜ」× 失敗  は本音を引き出せない


選手がミスをした時にどのような声かけをしていますか?

指導者としては、同じミスを繰り返して欲しくないと思いますよね。

その際に「なぜ失敗したんだ」と言うのは良いコーチングとは言えません。

なぜなら、過去の失敗について追及されると、選手の自己防衛正当化が働いたり、場合によっては指導者に謝罪をしたりするためです。

失敗×なぜ?は理由を言いづらくなります。


「なぜ」 → 「なに」 に変える


同じミスをした場合でも

「なにをすればミスを防げる?」

というように、「なぜ」を「なに」に置き換えましょう

すると、選手の思考は「過去の失敗」ではなく、「未来の成功」に働きます。

こうすることで、選手の考えや意見を引き出しやすくなります。

このコーチングを未来思考型とも呼びます。


例えば何かを失敗した時、上司に
「何でそんなことしたの?」
と言われたら僕は
「すみません」
と反射的に言ってしまいます。

「これから何に気をつけたらいいの?」
と言われれば、具体的手立てを考えることができます。

このように、他の人の働きかけによって、違った視点から物事を考えられるようになるのが、コーチングの面白いところです。



努力しますは禁止


目標設定の際に曖昧な目標を設定させてはいけません。
例えば
「四球の数を減らせるように努力します
というものです。

努力をしますという目標の選手は取り組みません。

なぜなら「努力します」の裏側には「努力してダメだったら仕方がない」という意味が含まれているからです。

やります!と言わせる


目標設定の際に、言い訳の入る余地が無いようにすることが大事です。

例えば「四球を減らします!」と宣言すれば、具体的行動につながりやすいです。


目標設定は具体的に、客観性を持たせる


さらに言えば「四球をどのくらい減らすか」まで考えなくてはいけません。

例えば、「1試合に四球を4回以下にする」と設定すれば、誰の目から見ても、達成度がわかります。
しかし、「四球を減らす」と漠然に目標を立てると、1試合4回の四球が良い結果なのか、良くない結果なのかがわかりません。


否定形を使わない


脳は否定形をイメージできません。

例えば、目標を「遅刻しないようにする」と設定すると「遅刻」が頭の中でイメージされ、かえって遅刻が改善されにくくなります。

この場合は「時間通りに来る」という目標を設定すべきです。


最後に


最後までご覧いただきありがとうございました!

僕自身コーチングと出会ったのは大学1年生の時でした。
当時は実践しても、なかなかうまくいきませんでした。
コーチングスキルは知れば身につくものではなく、実践して関わり合いの中で身につくものだと思います。

選手の力を引き出したい、もっと前向きな声掛けがしたいという人は、ぜひこの本を読んでみてください。

きっと役に立ちます!

ではまたヽ(^^)




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