【読了】芸術と人生の交差点:マハの魔法|「常設展示室」原田マハ
今年の夏は、原田マハさんにハマりました。
私は・・・あまり小説は読みません。
恋愛もの、殺人もの、心の闇などが苦手で💦
「小説は大半がそれでしょ」
っていう思い込みから、
読まない人生を歩んできました。
そんな私が原田さんの小説を読み始めたきっかけは、大阪の中之島美術館の展示会「民藝」のショップにあった「リーチ先生」です。
(展覧会の記事も投稿しました。↓)
オレンジの表紙に題名のみの潔さが
なんだか素敵で。
芸術の歴史と物語を小説にするなんて。
殺人は起きないけれども、
どこまでがノンフィクションで
どこからがフィクションかがわからない
ミステリー。
もっと読みたい。
名画をこの目で見てみたい。
そんな思いが湧き上がります。
「常設展示室」はあっという間に読み切れる短編集。
女、キャリア、母と娘、兄妹、恋・・・そこに名画を絡ませる。
私の人生にも、何か名画絡まないかなそんなことを考えたくなりました。(あったんです、1つ。名画と私のつながりが。私の結婚記念日と候補が亡くなった日が一緒でした…)
もっと名画が見たくなる、
もっと原田さんの本が読みたくなる。
原田さんや美術館へのチケットのような一冊です。
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「常設展示室」原田マハ
令和3年11月1日初版発行
・ゴッホ、ピカソ、フェルメール・・・絵画と人生が交差する6つの物語。
・各対象に深く寄り添った絵画の心が見るようだった。ピカソは、恵まれない人をそっくりそのままキャンパスに写し取りたかったわけじゃない。励ましたくて、この絵を描いたのだ。
・遠いし、母の仕事、机の前に貼られていた1枚の切り抜き。古雑誌の1ページに乗せられていた写真の切り抜きである。捨てればいい、けれど、捨てるのが美味しくて、マドンナを壁に貼り出した母。娘に見つけられて。なんだか照れくさそうだった。
・ー全部捨てた。そうしたら、道が見えてきた。この絵を見ていると、そんなふうに感じます。
・足を運べば、いつでも会える常設電話、今日もあなたを待っている。ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷…実存する6枚の絵画が物語を豊かに彩る、極上のアート短編集。
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(おわり)
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