2025年、新年に考える40代50代からの働き方と生き方
先日、夫がこんなことを言いました。
「俺らって気づいたら、中堅やん。」
違うよ!夫ちゃん。
うちらはもう、「ベテラン」だよ!
自分を「中堅」と思い込んでいると、
職場で若い人たちとの距離感を見誤ったり、
適切な役割を見失ったりすることがあります。
私たちが持っているのは、
「ベテラン」としての経験や知識。
それを押しつけず、
楽しく活かす働き方を見つけることが重要だと
改めて感じました。
実は2年前、
「老化」を初めて自覚した瞬間について記事を書きました。
この記事では、
自分の引き出しを増やしながら、
前向きに老化を受け止める方法を考えました。
そして今、
新しい年を迎えるにあたり、
さらに一歩進んで
「結晶性知能を活かす働き方」について
考えてみたいと思います。
結晶性知能とは、
経験や知識を活かす力のこと。
これは50代において
特に輝く能力ではないかと感じています。
ベテランとして周りに信頼されるために意識すること
1. 過去の経験は押しつけず、参考として提案する
経験を「これが正解」ではなく
「こんな方法もあるかも」と提案する形に変えるだけで、
受け入れられやすくなると感じています。
具体例:
プロジェクトで若手が苦戦しているとき、「以前似た状況でこうしたらうまくいったよ。一度試してみない?」と提案。
チームで新しい方法を模索している場面で、「こんなアプローチも考えたことがあるけどどう?」と柔軟に共有。
2. 支え役に徹して、チームをサポート
若い世代やチームの成果を後押しすることで、
自然と自分の居場所も生まれるように感じています。
具体例:
新人が企画書を書く際に、必要に応じて、構成案を一緒に練ったり過去の成功例を提示する。
チーム内で調整役に回り、意見がまとまらないときに中立的な視点を提供。
3. トラブル対応で冷静さを発揮する
経験を活かして「冷静に対応する姿勢」が
信頼につながるのではないかと思います。
(失敗なら、いくらでも経験済みです、私は。)
具体例:
緊急対応が必要な場面で、「まず優先順位を決めて一緒に進めよう」と提案し、場をまとめる。
突然の変更に動揺しているチームメンバーに、「こういうケースは以前にもあったよ」と落ち着かせる。
4. 若い世代や同僚をリスペクトする
新しい考え方を積極的に取り入れることで、
信頼関係が深まると実感しています。
具体例:
若手が提案したアイデアに、「その発想はなかった!面白いね」と共感する。もし、意見があれば、その後で。
「これって最近流行りの方法?教えてくれる?」と新しい知識を素直に学ぶ姿勢を見せる。
5. 自分の得意分野を活かす
「これなら任せて」と言える分野を明確にし、
無理にすべてを背負わないことが大事だと思います。
具体例:
データ分析が得意なら「この部分は私がやるね。」と積極的に担当する。
会議でのまとめやファシリテーションを引き受け、チームの進行をスムーズにする。
自分らしい働き方を楽しむ
結晶性知能を活かす働き方は、
特別な才能や専門的なスキルがきっと不要です。
どんな職種や立場でも、
自分の経験を押しつけず、
周囲と協力しながら
少しずつ価値を発揮することで、
職場での楽しさややりがいを
見つけることができるのではないでしょうか。
私自身も模索中ですが、
「支え役に回る」
「若い世代から学ぶ」
という姿勢を意識することで、
関係が良くなり、
仕事の楽しさも広がっていくように感じています。
今の自分の経験や知識をどう活かせるか、
周りとの関係の中で何ができるか。
これを考えながら、
自分に合った働き方を見つけていきたいと思っています。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします🎍🧧🪁