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ひらくデザインリサーチ

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株式会社コンセントでは、自分の興味や関心をベースに問いを立ち上げ、探索するための「ひらくデザインリサーチ」というプログラムを実施し、「土着」「工夫」「余裕」という3つのテーマに分…
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#リサーチ・スルー・デザイン

なぜ、デザインリサーチをひらくのか?

コンセントでは、2023年度から「ひらくデザインリサーチ」という活動を実施しています。有志メンバーが集まり、自分の興味や関心をベースに問いを立ち上げ、探索するためのデザインリサーチプログラムで、「土着」「工夫」「余裕」という3つのテーマに分かれて活動しています。 マガジンで随時各メンバーの活動内容を発信していきますが、本記事では、全体のイントロダクションとして、そもそもなぜこの活動をしているのか?「デザインリサーチをひらく」とは具体的にどういうことなのか、簡単に解説したいと

工夫の研究または自分証拠の提示|ひらくデザインリサーチ Vol.3

ぼくは現在、「ひらくデザインリサーチ」というリサーチ・スルー・デザインを実践する活動に取り組んでいる。今回は2024年3月から7月にかけて取り組んだ内容を紹介したい。 まず最初にお断りしておくと、はっきり言ってこれを公開することには気後れしている。内容が薄っぺらいように感じるが、デザインに取り組む際に参照した『リサーチのはじめかた』という書籍の教えに従い、とにかく外部化して公開することにする(タイトルの「自分証拠」とは、自らの興味を大事にしたリサーチを行う際の外部化した思考の

自由なありかたを見つけよ|ひらくデザインリサーチ Vol.2

前回の記事では、リサーチ・スルー・デザインを実践する「ひらくデザインリサーチ」という活動をスタートさせたことを紹介した。この記事では、その活動の経緯を共有する。 7月には、『動きそのもののデザイン』著者の三好賢聖さんをお招きしての中間発表会も行った。中間発表会については、また改めて別の記事で紹介したい。 この指とまれでつながる興味や関心 前回の記事と少し重複するが、時系列順にやってきたことをお話ししてみたい。まず、「ひらくデザインリサーチ」という活動に興味や関心がある人に

楽しく、創造的に悩み続ける|ひらくデザインリサーチ Vol.1

問いを立ち上げなければならない。 問いを立ち上げられるチカラをつけなければならない。 デザインエージェンシーという、さまざまな組織の課題に対してデザインという方法で解決を支援する仕事を続けてきて、強くそう感じるようになった。 その課題に対してアプローチするためにぼくが所属しているデザイン会社で「ひらくデザインリサーチ」というリサーチ・スルー・デザインを実践する活動をスタートさせた。 ひらくデザインリサーチとは「ひらくデザインリサーチ」は、ぼくが所属するコンセントで、リサーチ