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【1000字エッセイ】コンサートを選ぶ楽しみ、知ってますか?
コンサート常連組の方々には当たり前の話かもしれませんが……😅
コンサートって、当日聴くだけが楽しみだと思ってませんか?
それ以外にもいろいろ楽しみがあるのです。
今日お話したいのは、コンサートを選ぶ楽しみです。
誰だって決まった予算内でチケット買ってますよね?
例えば、今月チケット代が1万円使えるとします。
1万円でどのコンサートに行くかを考えるのが楽しいのです。
海外オーケストラ1回で使ってしまう人もいるでしょう。
国内オケなら2、3回でしょうか(もちろんオーケストラじゃなくて、ピアノ・リサイタルでもいいのですが)。
ではどうやってコンサートを選ぶかというと、以前書いた「ぶらあぼONLINE」の「コンサート検索」もおすすめですが、各オーケストラの年間スケジュールを見てみましょう。
オーケストラ名と「2025/2026」でググると、来年までのラインナップが出てきます。
N響はこんな感じ。
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読響はこんな感じ。
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クラオタはこれを眺めるのが楽しみなんです😂
レストランのメニューみたいなものです。どの料理が一番美味しそうか、舌なめずりして見るのです👅
クラシックに詳しくなるほど、コンサートを選ぶ楽しみは大きくなります。
骨董の鑑定のように、目利きができるようになるからです。
どのコンサートに行けば満足できそうか、わかってくる。
で、実際行ってみて大当たりだった日には「私ってすごいじゃん!」と自画自賛😂
先ほどの画像を拡大してみてほしいのですが、例えば読響の定期演奏会。何を選ぶかは人それぞれです。
尾高忠明のブルックナーの9番。
ブルオタなら絶対行きそうな、超直球プログラムです。
ただ、尾高忠明は聴いたことがあるので、「未知との遭遇」が好きな私としてはちょっと物足りない。
私の場合、未知の指揮者や演奏家を優先して選ぶことが多く、その人で聴いてみたいプログラムかどうかも選ぶポイントです。
「日本のオケに客演するの⁉︎」とびっくりしたケント・ナガノのマーラー「夜の歌」は外せません。
欧米で人気沸騰のウクライナ人女性指揮者、オクサーナ・リーニフも気になります。
プログラムは、超ベタな「運命」をどう料理するかも気になるところですが、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番が好きなので、そちらにより惹かれます。
このように、どのコンサートを選ぶかは人それぞれです。
期待通りの名演を期待するなら尾高忠明のブルックナー、未知数を期待するならリーニフ、と言えるかもしれません。
コンサート選びにはその人の音楽観や芸術観が反映されます。実に奥が深いのです。
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