【仕事 - 思考法】コンサルタントが徹底的に意識すべきこと3選
こんにちは。
現役外資系コンサルタントのKohです。今日は、コンサルタントが"徹底的に"意識すべきこと3選をご紹介していきます。
これは、実際に大手外資系コンサルティングファームでの勤務経験を踏まえた私が、現場で仕事の出来るコンサルタントやマネージャーを見て、学んだことです。
これら3つは、コンサルティングファームだけでなく、事業会社に勤められている方も意識できることなので、是非コンサルタント以外の方も読んでいただけると嬉しいです。
①ロジカルかどうか
まず1点目は、ロジカルかどうかです。
ロジカルかどうかは、どういう風に判断できるでしょうか。そもそもロジカルとは、"論理的"という意味ですが、現場仕事に言い換えるとどういうことになるでしょうか。
我々が作成する資料や説明が、クライアントの現場の方から上位者の全ての層が理解できるということです。
現場の方が理解しても、上位者が理解できなければ施策は進みませんし、仕事としても価値が出せていません。
誰が読んでも、誰が聞いても理解できるアウトプットがロジカルということです。我々コンサルタントは、常に意識をしています。それは、1つの文章をとってもです。(このnoteは、少しフランクに書いてる節があるので、ロジカルかどうかという点については、ご容赦ください笑)
以前掲載したこれらの記事を読んで頂けるとどういうアウトプットが分かりやすいかなどを書いているので、是非読んでみて下さい。
ロジカルシンキングなどの細かい話については、また別途で記載しますが、ロジカルかどうかというのを意識しているというのは、「常に"なぜ"を考えて、問いを意識している」ということです。
ロジカルかどうかというのは、会社の業界を問わず意識できることです。営業の立場で言えば、現場の人が欲しいかどうかを理解していても、決済者である上位者の気持ちを理解できなければ、商品は売れません。
エンジニアなどの開発者も同様です。個別最適なコードを書いたとしても、全体のコードを見た際に、全体最適になっていなければ、個別最適なコードも全体では意味がなく、ロジカルではありません。
是非、明日からの仕事では「ロジカルかどうか」を意識して仕事をしてみてください。周囲の人や、上位者からの目線は変わってくると思います。
②自社の価値を出せているか
次に意識すべきことは、自社の価値を出せているかです。顧客が欲しいものが、自分たちの商材と100%マッチするかは、分かりません。
ただ、そこに対して、60%のマッチ度をヒアリングなどを通じて、100%に上げることが大事です。
また、コンサルタントにおいては、「〇〇さんに頼んでよかった」と思ってもらう必要があります。「△△さんの方がよかったなあ」なんて言われたら最悪です…
自社の価値を出すためにいは、自社の強みを正確に理解し、顧客に対し正確にアピールできる必要があります。
他の会社でできることではいけません。「うちの会社だからこそできる」という強みを理解し、価値を出していくことが大事です。
自身の範囲だけでなく、自社全体の目線で会社を意識できると、必然的に視座が上がるので部長などの上位者に近しい目線になります。
そうすると、上位者が部下に何をしてほしいのかを理解することが出来、仕事がサクサク進むようになります。
是非自社レベルで考え、価値を出すにはどうしたらいいのかを意識しながら働いてみてください。
③クライアントが本当に嬉しいか
最後は、クライアントが本当に嬉しいかです。クライアントが本当に嬉しいかを意識して働くのが最も重要です。
意識すべき①ロジカルかどうか、②自社の価値を出せているかも重要ですが、そもそもクライアントが嬉しくないことであれば、意味がありません。
本質的ですが、日々の仕事に集中することで、クライアントのことに少し盲目的になりがちです。
今一度クライアントが本当に嬉しいかという点に立ち返って考えてみてください。もう少し言い方を変えたほうが嬉しいのでは?商材Aを提案していたけれど、商材Bのほうが本当は嬉しいのでは?と何度もクライアントのことを考えた末に出した回答は、クライアントのニーズにたとえ100%マッチしなくても、熱意は伝わりません。
熱意のある人には熱意で答えたくなるものです。成果物が70%であっても、「ここまでうちの会社のことを考えてくれる人なんだ」とクライアントが思ってくれれば、勝ちです。
まとめ
これら3つは、誰もが意識できますが、誰もが意識しているわけではありません。当たり前のことを当たり前に考えるという点で、我々の仕事の成果度合いは変わります。
そして上位者にもクライアントにも喜んでもらうことが出来ます。
これら3つを意識して来週からも頑張っていきましょう!
このようにコンサルティングファームに勤務の人をはじめとして、事業会社の方にも有用な情報を発信していきますので、是非フォローして頂けると嬉しいです!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?