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ちはるのファーストコンタクト(2018年)

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2018年に書かれたマガジン「ちはるのファーストコンタクト」の記事をすべて収録しました。300本以上あります。
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#ワーマン

【教える技術】職場や組織におけるインストラクションの意味

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』を材料に書いています。 職場のインストラクションは、より大きな文脈の中でなされなければならない。これは職場だけでなく共同体全般においても言えることだろう。 まず、組織としての目標を設定する。そして個人の目標と組織の目標をできるだけ一致させる。こうすることによって、「〜しなさい」という命令の形を使わないで、自然な形でインストラクションを出すことができる。個

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【教える技術】デモンストレーションは最上のインストラクション

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』を材料に書いています。 どんなインストラクションが望ましいのだろうか。望ましいインストラクションについてはさまざまな観点から言うことができる。 その中でも多くの人が同意するだろうことは、良いデモンストレーションをすることだろう。くどくどと説明するよりは「こんなふうにやってください」と言って、やってみせることが一番伝わりやすい。テニスだったら「こんなふうに

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【教える技術】相対的メッセージから絶対的メッセージの幅を考える

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』を材料に書いています。 前回は、インストラクションは、使命、最終目的、手順、時間、予測、失敗の要素からなるということを説明した。特に、使命(Mission)と最終目的(Destination)を区別する。たとえば、卒論を書いてもらうことは最終目的だけれども、その使命は問題提起、データの読み取り、文章による説得といった応用範囲の広い基礎スキルを身につけてもら

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【教える技術】インストラクションは、使命、最終目的、手順、時間、予測、失敗の要素からなっている

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』を材料に書いています。 前回は、インストラクションは、送り手、受け手、内容、チャンネル、コンテクストからなるということを説明した。 そのインストラクションそのものは目的ではない。インストラクションの目的は相手の行動を促すことだ。もし相手が自分の仕事を十分に理解していれば、インストラクションは必要ない。相手は指示なしに、自発的に行動するだろう。しかし、現実

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【教える技術】インストラクションは、送り手、受け手、内容、チャンネル、コンテクストからなる

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』を材料に書いています。 https://www.amazon.co.jp/dp/4871882179?tag=chiharunosite-22 前回は、組織においてはインストラクションがコミュニケーションの中心になることを説明した。なぜなら組織においては単なる情報交換ではなく、自分がやりたいことと相手にしてほしいことを伝え、行動を求めることが仕事の中心だか

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【教える技術】組織においてはインストラクションがコミュニケーションの中心になる

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』を材料に書いています。 ワーマンがこの本で言っている「インストラクション」とは何だろうか。明らかに学校での授業や教育ではない。学校の中のことではなく、毎日の生活や会社などの組織の中で、相手にしてほしいこと、できるようになってほしいことを伝えるということだ。その証拠にこの本では学校や教育の話がほとんど出てこない。それにもかかわらず、私にはインストラクションと

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【教える技術】ワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。 ちょっとしたことがきっかけで、ワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』(NTT出版, 1993)を読み直している。 ワーマンの3部作である『情報選択の時代』『理解の秘密』『それは情報ではない』は3冊ともすでに絶版になっているけれども、私が強く影響を受けた本だ。その証拠にまだ手元にある(古い本をどんどん処分しているのでよほどでなければ手元に残していない)。 読み直し始めて、やはり自分の原点はここにあ

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