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『ドン・キホーテ』50代からの学び<読書>


ドン・キホーテのお話って、風車に向かって剣を抜くような、奇天烈なおじさんの話だと思っていました
しかし、なかなか中高年には、学びの機会になりました
特に『読書について』

さて、このドン・キホーテさん、アラフィフ
17世紀の作品なので、当時としたら、相当のおじいちゃん
自分の土地を売ってまで、本を買うような大の読書好き
中でも、『騎士道物語』が大好きで、本で読んだことを実践するために旅に出たのでした


本のなかで読んだ魔法、戦い、決闘、愛の囁き、さらには、ありもしない馬鹿げたことで頭がいっぱいになった彼は、そうした雲をつかむような絵そらごとがすべて真実で、この世でそれほど確かな話はないと信じこんでしまった。

(1英雄の誕生)

旅の目的は、騎士のように世直し旅に出かけ、永遠に語り継がれる手柄を立てること

読んだ冒険の話をそのままリアルに実行してしまったドン・キホーテ
世直しだとか手柄とか、現在にも通じるものがあり、笑えません😓

しかし、ドン・キホーテさん、最後、これらの物語がいかに真実ではなかったか気付きます

そりゃそうだ
でも、これって、行動してみたからわかること
やはり、身をもって体験することの大切さ、いにしえから変わらないようです


確かに本を読んでおしまいではなく、実際に試してみた方が、自分にとってプラスになるに違いありません
特に、ビジネス書やお料理の本など
やってみてこそ、本の値段以上の価値が得られというもの


実際、ドン・キホーテたちも終盤に行くにしたがって、話す言葉や人生観が深くなっていきます
本を読んで、実際試して、試行錯誤することが、人を成長させるのだと改めて思いました


さて、読書
『脳みそがからからにひからびてしまい、ついには正気を失ってしまった』
それは怖い

彼は、奇天烈な行動以上に、財産まで失っています
読書もほどほどにって、まあ、社会生活を営んでいる限り、そこまで読めないんですけどね

でも、彼を見習って、本に出てくるお店や土地を訪ねる程度の冒険ぐらいしてもいいのかもしれませんね


ではまた☺️



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こがねのいずみ@読書ブロガー
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