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ほんとの本

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読んで印象に残った本、そばに置いておきたい本、目からウロコの本 個人的なレビューを掲載
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本を読むことの効果 memo

①時間は自在ーいつ開くかいつ閉じるか、ページをすすめる、ページにとどまる、もどるが自在である。 ②メタ視点ー自分の外側からの視点で書かれている。思考の枠の外から内(自分の思考)+外(他者の思考)をみることができる。 ③著者の想いと完全一致することはないが。共感、共鳴できるとうれしい。 ④気づきを得られる ⑤余裕がない読書ではない。余裕がない読書とは(期限がある、勉強のためなど意図的な目的がある、興味の対象と離れている) そのため落ち着きがある。思索しながら文章に浸れる

エフェクチュエーションとはなんだ?

いつもだいたい書きたいことがこみあげてきてから書くものですが、今回は頭空っぽの状態から書き進めています。 それがエフェクチュエーション!(ちがう?) ※タイトル『エフェクチュエーションとはなんだ?』をまったく回収いたしませんのでご注意を。 初めに知ったのはある記事を読んだ1年ほど前ですが、その時は新鮮な考え方だなと思ったくらいでした。↓ なぜ今自分の中で盛り上がっているかというと、 この本を手にしたからです。↓ エフェクチュエーションの本💛 エフェクチュエーション 優

『資本主義の次に来る世界』はいつくるの?

私たちがどっぷり浸っている資本主義。 お金を持っていることが社会的な成功。たくさん稼げば豊かな生活が送れる。裕福な人は、物だけでなく心身の健康や地位も手に入れる。 ますます”お金こそ価値がある”と考えるようになる。 それでも大多数の人は気づいている。 最初から持たざる者が、勤勉に働いても貧富の差は縮まらないし少しも豊かにならない。 こんな社会で本当にこれでいいのだろうか? 本当に価値あるものってなんだろう? 人が地球環境に及ぼす影響(気候温暖化、プラスチック問題、生態系の

システム開発の真の意味を教えてくれる

システム開発から学ぶ 私のそれぞれの関心ごとに共感いただいている方、ありがとうございます。 子どもの教育だったりkintoneだったり本だったり。 書いているテーマは毎回異なるのですが、根底は同じです。 未来を良くしたい、社会を良い方向に変えていきたい、楽しく幸せな人生を送るためにどうしたらいいか考えたい。 価値観がこれから大きく変動するであろう今の社会で、旧来からのシステムとの軋轢が生まれ、明るい未来が見えない状況があちこちにあります。 日本の、世界の社会問題は山積

「🌻夢見る小学校」を観て~自由・夢中・そして強い気持ち~

「夢見る小学校」の自主上映会に参加しました。 一日の出来事を雑多に書いていこうと思います。 午後からサボろう!計画 今日は平日のなんでもない日でした。 せっかく自由な学校をテーマにしているので自由な気持ちで観に行きたいと思い、有休をとっていました(本当にサボってはいない) 天気も良く午後から自由な身となるため、朝からウキウキしていました。 場所は千葉県の一宮です。サーフィンで有名なところです。 田んぼや雑木林や民家を眺めながら公民館まで車を走らせ、初夏の心地よいドライブ

学校×教育×キントーンの話

小学校のこと、教育のこと、やりたいことなど、最近の思うことのいくつかの断片がつながった話です。 ある本との出会い私は小学生の保護者で、学校教育に関心があります。 学校について本や新聞ネット記事で調べたりするうちに 「教育ってなに?」「学校の意義」「より良い子どもの教育とは?」 いろんな疑問が出てきました。 最近子どもが星新一の本を好んで読むようになりました。 普遍的で予想できない展開、未来を先取りし風刺もあり小学3年生くらいからハマル作家ベスト5位に入るといえましょう。

コミュニティに参加した結果、私に起きたこんなこと…CMCで答え合わせ

「勢いで行動していたらいつの間にかこうなってた」 後に「あ、あれってこういうことだったんだ」とその効果が論理的にそうだったと気づくことがあります。 最近、ある本を読みました。 まさに私のkintone体験とぴったりくる内容だったので書きたいと思います。 きっかけは、あるイベント※でゲストの方がいらっしゃるということを知り、予習でもしておくかとひとまず著作を購入したことです。 そのゲストの方が、コミュニティ界の有名人とは全く知らずに…。 ※スナックジョイゾーというイベント

【小学校ライフをハック!】学校を飛びこえて教室を開こう!

学校は子どもに教育をするところですが、 イマドキは、子どもの教育を学校任せにしてはいけない。 むしろ、社会に出て必要なことは保護者も積極的に教えなければならない。 決意がみなぎりました。 学校の事情は教師しか知らない! 保護者の立場として。 保護者も教師も、子どもにより良い学校生活を送ってもらうという目的を持っています(もし違っていたら最上段の目的を思い出して!) 保護者は教師と対立したいわけでもなく、学校を信頼していないわけでもなく、学校に何でも押し付けたいわけでもあ

地政学とは地球儀で世界をみること。カイゾクに教えられた世界と私のこと📕

『13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海』という本を読みました。 正確には、買ったその日に読み終わり、読んだその日にこれを書いています。そのくらい楽しくすらすら読み進めました。 本屋さんに山積みされていたので、目にした方や、すでに読んだ方も多いことでしょう。 地政学というのは、以前別の本ではじめて知ったのですが、世界の動きを地理上の理由から研究するものです。 『世界史で学べ!地政学』という本で地政学のことをはじめて知った時に、その視点や、歴史の流れや、今起こっている問題

大人は「宿題」に答えを持っている?「勉強する」を考える

子どもが、宿題がいやだと言います。 好きな勉強はあるようですが、宿題は嫌がります。 今回、この言葉から雑多な考えを広げてみます… 宿題が何のためにあるのか答えをもっていません 宿題も学校の勉強の一つです。 勉強は何のためにあるのかというと、子どもに学力をつけて良い人生を送ってもらうためです。さらに言うと、より良い社会を作ってもらうためです。 宿題は何のためにあるかというと… 1・学校外で勉強する姿勢を身に着けさせるため? 私は勉強する姿勢は強制されるべきでないし、机に向

『拝啓 ○○殿』~私は旅の終わりに誰に手紙を書くのか?~

『拝啓 人事部長殿』という本を手に取る この本はひとことで言うと、 理想の人事制度を求めて旅に出たある人の旅の記録です。 内容を端的に言うと、 大企業トヨタに入社し、意図せず人事部に配属された著者が、疑問や閉塞感を抱え、サイボウズという自由な会社に転職し、他社の多様な人事制度を集め、自身なりの答えを見出す話です。 サイボウズは興味ありますが、その人事制度なら知っています。 本のボリュームも金額も大きいので、ただそれだけなら買って読もうとは思いませんでした。 あまり期待も

人類がシーラカンスに笑われる日

深海にひかれます。 想像もつかない過酷な環境の中で、独自の進化をして生き続ける生物たち。 古代から綿々と。少しずつ体の仕組みや生態を変えて環境に適応してきた生物たち。ダイオウイカの目に見下されているかのようで、人類の小ささを感じ、そのような人類の大先輩と自然への畏敬の念がこみ上げます。 あるときこんなタイトルの本をみつけました。 『ダイオウイカvs.マッコウクジラ』 帯には「オオウミヘビがクジラを襲っているのではない。クジラが美味しくいただいているのだ!」と。 こんな本を見

ウェルビーイングはさておき。さいごに愛情表現に行き着いた話。

一時期、会社にいてもつまらなく、幸福を感じられないことがありました。 会社にいて不幸なのは何が原因なのか?会社で幸福になるにはどうしたらいいか?それを探るために「ウェルビーイング」の本を読みました。 ウェルビーイングを簡単に説明すると… それからウェルビーイングの要素です。 会社に関係するのは①②③あたり。 ①「やりたいこと=仕事が完全に一致する」のは、収入を得るのが主目的である私には困難です。ただし小さくても仕事の中でコントロールできる部分があれば、考え方によっては

ポストコロナ時代を生きるすべての人への指針~ピュシスの歌を聴け~

新型コロナウィルスが世に広まってからもう2年半が経ちました。 世間でもある程度は慣れたようですが、まだまだ予測できない部分や浮上してきた様々な問題が片づけられていません。 世界中の人がこのウイルスとどう付き合っていくか、どう生きるべきか迷っているのです。そのような中で『コロナに打ち勝つ』『経済を回復させるべくアクセルとブレーキを』『相互扶助でなんとか乗り切ろう』以外の、本当に(ポスト)コロナ時代を生きるための指針になる本に出合いました。 「ポストコロナの生命哲学」 まずは著