『寶』中林梧竹 没後百年記念展
まいとし秋は農福連携技術支援者育成研修なるもので全国を飛び回っているのだけれども、今は佐賀にいる。宿は「あけぼの」という老舗旅館で、置かれている絵や写真、本に衒いがなく、こちらをホッとさせるものがある。佐賀は初めてであったが、街の看板に筆で書かれたものが多く、こちらも古典立脚したさりげない字が目をひいた。すっかり堕してしまった日本文化が、佐賀には微かに残っているのかしらと嬉しい氣持ちで眺めていた。
昨夕、宿の本棚でくつろいでいると、悟竹の書があった。没後百年記念展という