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『自由進度学習』の進め方

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自分で「考える」。自分で「選ぶ」。自分で「学ぶ」。 与えられた学びの効率は低い。 「じゃあ今日のめあてはね…」と始まる1話完結の授業からの脱却から始めたいと思っている。
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2024年10月の記事一覧

低学年での自由進度学習

今日は、低学年の自由進度学習への対応や取り組みについて述べていきます。今、低学年の担任をしていて、今後子供たちに任せた授業を志している先生もいらっしゃるのではないでしょうか?本記事が行動を起こすきっかけとなってくれると嬉しいです。 低学年の自由進度学習は可能なのか? 低学年の自由進度学習ですが、個人的には絶対できるなって思っています。だって子供たちは、慣れていますよ。幼稚園や保育園とか、それぞれによると思いますけど、私が見てきた場所は、子どもたちが自分の学び(遊び)を自ら選

自己選択できる授業だと、子どもは授業外でも勉強するようになる

自己選択・自己決定というテーマで書いていきます。 自由進度学習を根底から支えるのは自己選択・自己決定だよという話です。 自由進度学習、実際に試しに取り組んでみたって方から「すごい良かったです」「子供が生き生きしてました」「またやりたいです」って声を、本当によく、いただきます。 その方に、質問とかして話を掘り下げていくと、取り入れた瞬間にすぐ実感できるみたいなんです。なかなか教育的な手法ですぐに効果が出るってことはほとんどないと思うんですけど、この自由進度学習に関しては、

学習進度が遅れる子への個別対応

学習進度が遅れてしまう子への個別対応についてお話します。前回の投稿は仕組みに関する全体的な話をしましたが、今回は個別の関わりに焦点を当て、学習進度が遅れてしまう子への具体的な対応について考えます。 学習を通して、自分自身を知る学習は、経験を通して自分自身を知ることも非常に重要な時期だと思います。それでは、順を追って説明していきましょう。 計画する習慣を授業に組み込むまず1つ目は「計画性が不足しているタイプ」ですね。このタイプの子は、よく言えば「その瞬間を生きる」とでも言う