【父が帰らない】残業の夜の妻と子どもたち。#31.子どものこころ専門医の失敗子育て
子どもたちが寝るまでに帰れないと、泣き始めてしまいます。
そんな残業パパの話です。
登場人物
私 30代 子どものこころ専門医
妻 30代 保健師
長男 小学5年生
長女 小学2年生
医者の残業
どんな仕事でも、残業は避けられないものです。
医者の場合は、急患や急変、カンファレンスや書類仕事が終わらないなど、日常茶飯事のことです。
残業が始まった時点では、何時までかかるか読めないことが多いです。
講演会も平日の夜に行われれることが多いです。
19:00-21:00で開催されて、そのあと顔見知り同士、立ち話で情報交換をするので、あっという間に22時を過ぎてしまいます。
父が残業中の家族
お迎えに来るのが母の時点で、異変に気付く子どもたち。
予定の残業はなるべく伝えるようにしていますが、以前は、お迎えの時点で泣き叫んでいました。
話を戻して、今は、2人とも泣くことはなく、家に帰ります。
でも、
「お父さん何時に帰ってくるの?」
と、もちろん聞きます。
LINEで連絡が来ますが、もちろんこの時点ではなるべく早く帰るつもりでいます。
私
「まだ時間が決まらないから、ごめんね。遅くなったら、先に寝ててね。」
寝る時間になっても帰らない私
時間はどんどん過ぎていきます。
長女
「おつかれさま(スタンプ)」
「おやすみなさい(スタンプ)」
私
「ごめんねー。先に寝ててね。また明日ね。」
15分後
ー既読ー
妻
「泣いてたよ、2人とも」
私
「ごめんなさい。ありがとう。」
私も泣きたくなります。
帰路は真っ暗。私の気持ちも真っ暗。
家の明かりをつけて、ご飯をレンジで温めて食べます。
逆の立場も経験するから、なお辛い
本当にときどきですが、妻の方が家に帰れないことがあります。そんなときも、子どもたちは同じ様子。
長女
「お母さんは?いつかえってくるの?」
私
「まだ、連絡ないねー。先に寝よう。」
長女
「わかったー。」
と言いながら、しくしく泣きだす。
つられて、長男も泣きだす。
そんな様子を見ているので、私が家に帰れないときの状況がありあり想像できてしまいます。
家族への感謝
今の職場は、私のしたい仕事をするために勤めていて、もっと残業の少ないところや、講演会に行かないこともできます。
記事を書きながら、私が楽しく働けるのも、家族の理解があってこそだと改めて感じました。
帰れなかった日の翌朝は、子どもたちを思いきりハグします。