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【脳力UP】5つの力を育む子ども主催の家族旅行 #15.子どものこころ専門医の失敗子育て
結論
調べる力
見通しを立てる力
プレゼン力
人を思いやる力
主体的に楽しむ力
登場人物
私 30代 子どものこころ専門医
妻 30代 保健師
長男 小学5年生
長女 小学2年生
長男「姫路城に行きたい。」
我が家は旅行が好きで、北海道、ディズニーリゾート、浅草、大阪、福岡、熊本、沖縄などを旅しています。
最近は戦国時代にハマっている長男が「姫路城に行きたい。」と言い出しました。
実際に計画を立て始めたので、全部やってもらうことにしました。
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1.調べる力
図書館でありったけのガイドブックを借りてきて、それをみながら、インターネットで調べていきます。
行きたいところのホームページをみて、場所はGoogleマップで調べる。
宿は値段をみながら、一緒にagodaや楽天トラベルを見比べていきます。
今回は航空便だったので、ホテルパックまで検討に入ります。
戦国時代に関するものは、新しい本を図書館で借りてきて、関連情報も片っ端から仕入れていきます。
小学5年生を正直侮っていました。
処理能力は、大人に引けを取りません。
大量の情報が頭に入るようで、聞けば何でも答えてくれて、現地ガイドの役割まで果たしてくれました。
2.見通しを立てる力
計画を立て始めると、所要時間や移動時間を考えないといけません。
交通ルートも加味しなければいけません。
つまり、現地に行く前に、想像の中で、見通しを立てていくことになります。
観光の合間で、もちろん食事もとります。
食事の時間もメニューも考える必要があります。
もし、雨が降ったら、どうやって予定を変えよう。
そんな想定を投げかけながら、見通しを持っていきます。
3.プレゼン力
行きたいところを考えても、そこに家族みんなが賛同できるかは別問題です。
計画を立てるのは任しましたが、好き勝手にしていいわけではありません。
長男自身の行きたいところが、なぜ行きたいか、みんなに伝えて、説得していく必要があります。
小学2年生の妹の説得が一番苦労していましたが、近くにあるスイーツ屋さんの情報を組み合わせたりして、うまく賛同を得ていました。
4.思いやる力
長男の行きたいところばかりではなく、家族の希望も叶える必要があります。
日本のへそ公園は、私の幼少期の思い出で、「ここが日本の中心なのだ」と妙に感動した覚えがあるので、組み入れてもらいました。
キッザニア甲子園は、妹の要望をかなえるふりをしながら、長男自身も行きたかったところです。
みんなの希望をバランスよくして、みんなが満足する旅行にしてくれました。
5.主体的に楽しむ力
私自身が子どもの頃、家族旅行で興味のない資料館に連れていかれるのが嫌で、疲れていたり、おなかが空いていたりすると、ぐずってわがままを言っていたのを覚えています。
この旅行では、長女はたまにそんな場面もありますが、長男はずっとルンルン張り切りっぱなし。
だって、自分の思い通りになる旅行ですから。
もちろん、トラブルも起きます。
私が、日本のへそ公園への電車を1本遅れてしまったら、次の電車が3時間後だったり、駅に着いたら路線バスが走っていなくて、空腹にさいなまれたり。
それでも、その場で子どもたちも協力して、みんなでなんとかして解決しよう。と楽しい雰囲気が続きました。
長男自身が、旅行を「成功させたい」という思いが強かったのだと思います。
ディズニーリゾートの社会勉強
次の旅行まで考え始めていて、長男のリクエストがディズニーリゾート。
毎年行っているのですが、今回は長男にプラン作りを任せることにしました。
ディズニーホテルに泊まりたい!
乗り物乗り放題のプランがいい!
まずは、好き放題に要望を挙げます。
いざ予約を始めると、まず予約サイトにつながらない。
「そういえば、新エリアオープンと重なったからだ。」
時勢のチェックが必要なことに気づきます。
2日後にようやくつながるようになり、予約してみると、
「〇十万円になった。こんなにかかるの?」
「ディズニーホテルはやめて遠いけど安いところにしようかな。」
親が我慢させるとかではなく、本人が考えてくれるので、心理的にも物理的にもとても楽です。
次の旅行が楽しみです。失敗があれば、また皆様に報告させていただきます。
「パンダ少年の旅行体験記 5泊6日の神戸旅行」
今回取り上げた兵庫旅行を、長男が旅行体験談として記事にしました。親とは違った視点なので、こちらもお楽しみください。