最初は無理をしない【ウォーキングのテクニックを考えよう】(5-02)
最初から頑張って、
「歩くのは、もうこりごり」
という人がいる。
例えば一日千歩しか歩いていない人が、いきなり一万歩という目標を立てて歩き出すと失敗する。
一念発起という言葉もあるので、気持ちはわかる。
しかし、落ち着こう。
焦る必要はない。
気楽に歩き続けることが重要なのだ。
結論:歩き始めの少なくとも2週間程度は、30分以内で散歩するくらいにして様子をみよう
ウォーキングの怖いところ
『普段から歩かない、散歩もしない』という人が
「ウォーキングを始めよう!」
と一念発起し、
「一万歩、歩いてみせる!『なせばなる』を証明するぞ!」
などとチャレンジして、歩けるものだろうか。
ウォーキングの怖いところは、運動習慣がない人でも、その日の一万歩のメニューをこなせてしまうところにある。
無理をして歩くと足にマメができたり、靴擦れができたりする。
ここで止めれば問題ない。
しかし
「歩けば歩けるし、今日の目標は一万歩と決めたんだ」
などと無理を重ねると、膝を悪くしたり、足首を痛めたりする。
そして次の日は動けなくなってしまう。
こうやって、『歩くのはもうこりごり』ということになるのだ。
これは明らかに、自分の身体との対話ができていないことによる失敗だ。
身体は歩きたくないという信号を出していたのに、耳を貸さなかった自分が悪かったと反省しよう。
こういう時は、素直に身体のいうことを聞くべきだ。
ウォーキングの極意
ウォーキングの極意は継続にあると思っている。
「最初から継続は敷居が高い」
ということであれば、意識してウォーキングしてみよう。
歩き始めの日。
初日はどうするかというと、外に出て、軽く5分くらい歩いて、その日のウォーキングを終了させるくらいでちょうどいい。
ウォーキングを意識していれば、次の日も同じようにできるはずだ。
一週間も意識して歩いたら、どんどん歩きたい気持ちが高まってくる。
そしたら倍の10分、歩いてみてもいい。
もちろん体との対話で、『もっと歩ける』ということであれば、そうしてみてもいい。
意識して歩き続けさえすれば、時間や距離は、後からついてくる。
そんな感じでいい。
無理をして歩いて、歩くのが嫌になってしまうくらいなら、その方がずっといいと思う。
まとめ
無理せず歩くには、どの程度の時間から始めるのがいいのだろう。
人それぞれなので難しいが、目安を示したいと思う。
目安なので、家に閉じ籠りがちの人は除外して考えたい。
運動習慣はないが、横断歩道を余裕を持って渡り切れる人を目安として考えてみる。
その場合は、『30分間、歩き続けられる』ことを目標に、ウォーキングを始めてみるのはどうだろう。
「いきなり30分間、ウォーキングする」
のではなく、最初は5分の散歩から始めて、身体との対話の中で
「もっと歩ける」
というのなら、30分のウォーキングを目標に歩き始めると無理がない。
最初は5分の散歩を、2週間から4週間で30分のウォーキングへステージアップさせるのを、一つの目安と考えていただければと思う。
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