私のハートを射抜いたあの子
ひとめぼれだとか、ラブ・ストーリーは突然にだとか、そういう類の話ではないんです。けれど、ズキュンと私の心を射抜いたあの子。
その子の名前は、‘はなまるおばけ’こと‘まるまる’といいます。
昨年サンリオの公式キャラとしてデビューした、かわいい白いおばけちゃん。
最初は、なんだかかわいい子がいる〜!くらいのライトな気持ちで、時々はなまるおばけのXを覗いていたんです。
ところが、ある日のまるまるのイラストが、それはもう強く強く私のハートにヒットしたんですね。
それがこちらです。
はああっ、かわいい、かわいすぎる!!なんなんだその屈託のない満面の笑みは……!まるまるころねって…!もう…もう…!(言葉にならない)
その後もはなまるおばけのポストを見ていましたが、このイラストほど自分に刺さったものはなく。かといって、いいね数を見ても他の日と大差がないので、世間一般的に特別人気というわけでもなさそう。
ということは、私にだけクリティカルヒットしたのかもしれません。
一体なぜ、このイラストはここまで私の心に刺さるの?
それが気になって気になって、アレコレ考えてみて文章にしたもの。それがこの記事です。
つまりこの記事は、謎に満ちた自分の好みを理解すべく、はなまるおばけを題材に分析・考察を試みたレポートとなっております。
分析の手法はひとまずのところ、
はなまるおばけ公式X上の、はなまるおばけのイラストを全部遡る
自分の琴線に触れるイラストを探す
ピックアップしたイラストの共通点を探す・分析する
という3ステップで行いました。
ちなみに、全イラストを遡っても、
まるまるころねを超えるものはありませんでした。
ですが、どれもかわいいことこの上ない!すべてが私の琴線に触れると言っても過言ではありませんでした。だがしかし!それではお話になりません。
心を鬼にして厳選したイラストをご紹介しながら、分かったことを整理していきます。
まずはこちらから!
(分かる気がする!私もトイレが落ち着く!)
(私よりいいブラシ使ってそう!)
(バスキン■ビンスかな?いいなぁ!)
(「うまうまなの!」じゃなくて、「うまうまなの。」なところに、旨みを噛み締めている感じが出てるね!)
(ついまるまるの笑顔の方に目がいっちゃうよ)
▷分かったこと① にっこり無邪気な笑顔に弱い
キラキラおめめを細めてニッコリしているまるまる。これがとにかく刺さりましたね。まるまるが心の底から嬉しそう・楽しそうにしているのが伝わってくると、なんだか私まで嬉しくなっちゃう。
我が脳内のミラーニューロンが活性化している!……のかな?
細かい考察は後にして、次にいきましょう。
(とっても大切なぬいぐるみなんだろうな)
(ぬいぐるみの顔がまるまるに向いてるところにホンキの愛を感じる!)
(こうやって我が家にも転がっていてほしい。)
▷分かったこと② 笑顔でなくとも、①と同じおめめに弱い
私はこのおめめにもっぱら弱いようです。
3枚目なんて、まるまるの笑い声が聞こえてきそうです。めちゃくちゃ刺さります。
続いてはこちら。
(後ろ姿もかわいいねぇ)
(変顔してもかわいいねぇ)
▷分かったこと③ ちょっと変わり種に反応しがち
何をもって変わり種と判断するかは、かなり私の主観によりそうですが、一応お顔が出てないのはこの一枚だけ、変顔もこの一枚だけです。
ひとクセある感じに、まんまと反応しちゃいます。
ここまでで導かれる仮説は、
まるまるが細めているおめめ
(笑っていてもそうでなくても、まるまるが幸せそうなら可)変わり種
の2点がポイントであるということです。
なんだかしょぼく見えるかもしれませんが、これでも絞り出したんですよ!
しかしこれだけでは、まるまるころねが突出している謎が解けません。
そこで考えました。変わり種かどうかはひとまず置いておくとして、
おめめの条件に当てはまっていて、まるまるころねと同じ ‘まるまる×食品なりきりパターン’ はどうか?
というわけで、食品なりきりシリーズをピックアップしてみました。
(いたずらっこだ!)
(そういう温泉に見えてくる……!)
(糖分だいじ!)
(おやつからのお昼寝コンボは幸せでしかない!)
最初のさくらもちは、表情と構図からコロネに近いものを感じますが、セリフからも分かるように、まるまるがさくらもちを食べる側なんですよね。
おぜんざいもお風呂と間違っているだけに見えなくもない。
万一人間に器を持ち上げられても、まるまるの身代りになって逃げる時間を稼いでくれそうなおもちもあります。しかも2つ。
クレープと二つ目のかしわもちは、それぞれクレープとかしわもちの形をしたお布団での仮寝に見えるから、なりきり感はイマイチかな。
でも、これらのイラストのように、なりきり感がないのが普通なんだと私は思います。
だってまるまる自身も、去年のエイプリルフールのときにこんなネタをしていたのですから!
↓
かわいいが過ぎるのはよしとして、
なんでネタにまでしたその‘うそ’を、コロネではやっているの……?
これだけでも、まるまるころねの異質さは感じていただけると思います。ですが、まるまるころねには、ほかにも重要なポイントがあるように私は思うのです。
それはどこか?
まるまるころねは、まるまるの顔しか出ていない、すなわち、手足の自由が効かないのです。
これまでは、どんなシチュエーションであっても、おててがちょこんと添えられていました。でもよく見てください。コロネだけは違います。顔しか露出を許されていないのです!
これは紛うことなき変わり種!!
しかも、冷静に考えてみれば、コロネは先が細くなっていくのですから、顔のサイズから考えると身体はものすごく窮屈になっているはずです。そこになぜか押し込められて、いつもなら絶対に出ているおててすら出すことを禁じられている。にもかかわらず、とびきりの笑顔を見せるまるまる。挙句の果てには、自ら「まるまるころねはいかが〜」と身を差し出すようなセリフまでも口にしているときました。
まるまる、キミね、食べられちゃうよ?分かってる?
……考えれば考えるほど、まるまるころねは狂気でしかないです。ですが、それが逆にまるまるの無邪気さと健気さを強調する効果を発揮しているのではないでしょうか!?
パッとこのイラストを見たときに、ここまでの考えが頭を駆け巡ったわけではありません。
しかし、まるまるの満面の笑みと、まるまるの置かれている状況との違和感は、見れば一瞬で感得できたはず。それが妙に私の心に引っかかり、私を惹きつけてやまないファクターとなっていたというわけです。
狂気と天真爛漫な笑顔。この二つが奇妙に組み合わさった奇跡。これこそがまさに、‘私のハートに刺さった’理由と言えるでしょう。
ところで、コロネにされてしまうという、見ようによっては残酷ともいえるこの状況ですが、先ほどの「まるまる、食べられちゃうよ?!」という私のツッコミは、果たして妥当なのでしょうか。
よくよく考えてみれば、まるまるは、はなまるおばけなんです。となると、 食べられる=死 という概念は、おばけに通用するのでしょうか?
こう考えると、まるまるって、そもそも実体ってあるの?とか余計なことを考えてしまいますが、公式見解はないと思うので、そこには触れないでおきます。
とりあえず、死(という概念)から解放されているであろうまるまるだからこそ為せる、食べ物への擬態という高度なワザなのかもしれません。
以上、まるまるに見る私の好みの分析でした。振り返ってみると、全然大したこと言ってないですが、まあ自由研究ってそんなもん。そんなもんのはず!
私のお遊びレポートにおつきあいくださった感謝の印として、以下のポストを貼って締めといたします🍬
Thank you!