今日の晩酌 番外編 栗ご飯を炊く
ごあいさつ
こんばんは。家族の皆が寝静まった頃、ひとりビールを飲むのが至福の時、Kobayashiです。
今日は休肝日。ということで、先日の記事でビールのお供になった、栗ご飯にまつわる番外編「栗ご飯を炊く」をお送り致します。
ちなみに、そのもとになった記事はこちらです。
では #今日の晩酌 番外編、ぜひ最後までお付き合いください!
生栗から栗ご飯を炊く
子どもの頃、秋になると少なくとも年に一回は栗ご飯が食卓に上がり、秋の味覚を味わっていました。その栗は父親が取ってきたり、買ってきたりしたもので、それを母や祖母、祖母が亡くなってからは母や父が包丁で長い時間かけて剥いてくれて、その姿が見られるとその日の晩ご飯は栗ご飯でした。
実家を出てずいぶん経ちますが、自分で栗を手に入れ、料理したことがありませんでした。
子どもが生まれ、大きくなってくるに従って、栗ご飯を食べさせたいと思うようになり、初めて自分で生栗を買ったのは数年前のことです。ただ、栗は売っている場所が限られるし、高価だし、何よりも剥くのに手間が掛かるので、その後数年間、手が出せずにいました。
栗ご飯を炊いてみて
先日、近くの産直市場で栗を見つけ、思わず手に取りました。そしてその栗をなんとか剥いて、栗ご飯にし、両親や兄弟とのLINEグループに写真をあげて連絡したら、皆、当時のことを懐かしんでいました。
私が「栗を剥くのは一大事だね。お父さんもお母さんも普通にやってくれてたけど、これは重労働なんじゃないかと私は思った」と言ったことに対して、母がこう返してきました。
この母のひと言に胸が詰まる思いがしました。あれだけ栗ご飯が食卓に並ぶのが秋の風物詩だった実家で、今はもう栗ご飯が食卓に並ぶことはない。目も見えづらく、手の力も弱くなってしまい、栗を剥くのも難しいのだろうか。両親が年を取ったことを突きつけられている気がして、とても切なくなりました。
と同時に、実家の両親に今度は私が栗ご飯を食べさせる番なんだと使命感のようなものを感じました。
両親に栗ご飯を食べさせたい
外皮を剥く
産直市場で手に入れた栗は2袋、先日の栗ご飯には1袋しか使っていないので、あと1袋あります。これを剥いて、両親に栗ご飯を食べさせたい。私の心は湧き立ちました。
うちの実家では、栗を水に浸けるのは渋皮も全て剥いた後だったように記憶していますが、レシピサイトなどをみると水に浸けておくと外皮が剥きやすいとあります。丸一日水に浸けてみました。
水に浸けたおかげか、外皮がやや柔らかいです。全く素手のみでできるわけではありませんが、水に浸けないよりは断然剥きやすくなっていると感じます。
渋皮を剥く
渋皮も包丁で剥きます。これは本当に一苦労。でもめげている場合ではありません。淡々と数をこなしていきます。
数時間かかり、ようやく全て剥き終わりました。剥き始めた頃は途方もないと感じていましたが、続けていれば終わるんだなとしみじみ思います。
冷凍保存する
きれいに洗い、水に浸けたまま冷凍保存します。これは両親がやっていたことで、そのまま冷凍すると解凍した時に栗がパサパサになってしまうけれど、水に入れて冷凍すれば栗の食感や味が保たれるとのことで、小さい頃教えてもらったことです。
両親に送る
冷凍できたら、クール便で両親に送ります。
驚くでしょうか。喜んでくれるでしょうか。
うまく状態が保たれたまま無事送ることができて、美味しく食べてくれたらいいな思います。
おわりに
#今日の晩酌 、今日は番外編をお送りしました。
栗ご飯で一杯やったことから、新たな気持ちが芽生え、行動したことをまとめました。栗は皮を剥くのが本当に一苦労ですが、栗ご飯にした時の美味しさは何ものにもかえ難いものがあります。
番外編にも関わらず、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、またお会いできますように。お相手はKobayashiでした。
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